2005-06-23 15:06 | カテゴリ:漢方医の選び方
今日は3回目となった、漢方医の選び方、3回目だ。

瞑眩(めんげん)は、まず、起こらない。
瞑眩は、薬を始めて、一過性に悪くなり、その後快方に向かう、というものである。しかし、この「瞑眩」という言葉、健康食品などの悪質な商法にとてもよく使われる言葉だ。
薬を飲み始めて悪くなったら、まず、薬が合っていないので、すぐに薬を変えてもらった方がいい。漢方医もすぐに応じてくれる筈だ。この場合、副作用と考えるより、効かないため、元の症状が継続している場合の方が多い。
最近は、瞑眩を「好転反応」とも呼ぶ場合があるので、気をつけて欲しい。漢方薬に限らず、殆ど起こらないので、ただ単に、悪化している事の方がずっと多いのである。「瞑眩」や「好転反応」などが起こるかもしれない、という説明だったら、薬をもらわないで帰った方がいい。

・通常、正しい知識を持った漢方医の処方の場合、副作用の心配は要らない。
一時、漢方薬の副作用が問題になったが、あれは、漢方薬を知らない人が、一番出してはいけない状態の人に出した場合である。正しい知識を持った人であれば、安全に処方する事が出来る。
漢方薬は、もともと副作用が少ないという性格を持っている。だから副作用がある、という事で話題になったのだ。

・漢方薬は、自費で診療している所にする
日本の健康保険の仕組みは、西洋医学の診断名に基づいている為、保険がきく所は、適当に処方している所が殆どと考えてまず、間違いない。私の友人の医師は、何とか漢方薬を保険がきくようにしてあげようと努力していたが、この薬を出したいが、この診断名では保険がきかないので、きかせる為にはとんでもない診断をつけないといけなくなったり、内容量を調節したいと思っても、一日にこれだけの量しか保険が通らない、など、悪戦苦闘していた。前回も書いたが、アトピーはかなりの量を必要とするので、保険の範囲内では、薬が薄いのだ。
それと、自費でやっている所は、基本的に真剣勝負だ。高額なので、結果が出せなければ、患者は他へ行ってしまう。腕で勝負している所だと思う。

・最後になったが、最近、漢方薬にステロイドを混ぜるケースが増えているそうだ。煎じ薬の場合、混ぜようがないと思われるが(多分。)、粉薬の状態で飲んでいる場合は、簡単に混ぜられそうである。もちろん、塗り薬なら混ぜるのはもっと簡単である。その場合、患者にはもちろん言わないので、どうぞ、ご注意ください。
混ぜている場合、やめるとリバウンドの症状が起きる。混ぜていない場合は、中断しても症状が変わらないか、緩やかにアトピーの症状が悪くなる。
ステロイドに限らず、漢方のダイエット薬のように、薬剤を混ぜ込むケースが増えている。
信頼できる漢方医を見極める目を持って欲しい。その漢方医の経歴などを詳しく聞いた方がいいと思う。

さてさて、3回にわたって書いてきましたが、私は別に漢方薬のプロでもなんでもなく、患者として集めてきた情報を書いただけである。
繰り返しになるが、私は、漢方薬で楽にはなったが、治らなかった。理由は、私の場合、バクテリアのコントロールが漢方薬で出来なかったからだと思う。私が必死の思いで探し当てた漢方医ですら、治す事が出来なかったので、漢方薬一本ですがっていくよりは、他の方法も、同時に模索していった方がいいと思う。

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2005-06-22 08:20 | カテゴリ:漢方医の選び方
漢方について昨日書いたが、どうやら皆さんの関心もやはり高いようで、驚いた。
さてさて、昨日の続きである。

・漢方薬は、煎じ薬でなければならない。
これは、絶対、だ。
よく、ツムラとかパックになった粉薬を売っている所があるが、重症のアトピーには効かない。効果を出すためには、ある程度の濃さと量が要る
煎じ薬とは、葉っぱや草、木の皮、時には石や虫の抜け殻などが入っている事もあるが、それらを煮詰める。
日本だと、ある程度の大きさに砕かれて、茶漉し袋の大きい版に入っている事が多い。
量は、一日だいたい、ラーメン丼に半分位の量で、最低これくらいの量が必要だ。
煎じるのに、一時間半ほどかける。
私は圧力鍋で40分、2日分づつ煎じていた。
よく、金属製の鍋だとだめで、土瓶みたいのでなければならない、と言われるが、厳密にはそうかもしれないが、あまり気にしなくてもいいらしい。それよりもきちんと飲む事の方が大事である。

・薬は毎回変わる。
漢方薬は同じ薬を長く飲まないと効果が無い、と思われているが、全く違う。大抵即効性がある。(もちろん長く飲まないといけない場合もある)
漢方薬の処方の方法は、自覚症状を中心としている。アトピーの場合、炎症が強い時もあれば、浸出液がひどい時、乾燥が強い時、比較的落ち着いている時など、いろんな時期がある。だからこれに合わせてどんどん処方が変わる筈なのだ。
なので、処方してもらう時、そこの漢方薬局から近くに住んでいたら、3日毎にもらうのがいいと思う。ひどい場合は、一日毎が好ましい。多分、中国人の医師であれば、何日分毎がいいかは、アドバイスしてもらえると思う。
私は遠方に住んでいたので、酷い時だけ見せに行って、あとは2週間毎に電話をして体調を話し、薬を送ってもらっていた。大体どの薬も、2週間たつと、自分の体調が変わり、効かなくなってくるからだ。ただ、風邪をひいた時や、ひどい時は、7日分処方にしてもらって送ってもらっていた。

・3回処方が変わっても効かない場合は、漢方医を見限るべき。
漢方の処方は、非常に難しい。日本の一般的な西洋医学の場合より難しいと言っても過言ではないと思う。風邪ならこの薬、アトピーならこの薬、というものではないからだ。
だから、よい漢方医を探すのは至難の業。初めからぴったり当てて処方できる事は難しいかもしれないが、普通2回目位には少なくとも当ててくる。(よい医師は、大抵初めから当ててきますが)だから多めに見積もって、3回までは我慢してあげるが、3回とも外す医師は、腕が悪いか、アトピーは出来ないのだ。見限って他をあたるのがいいと思う。
漢方薬は安くないので、初めは、出来るだけ少ない日数でもらって、医師の技量を測るべきだ。

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2005-06-21 13:53 | カテゴリ:漢方医の選び方
漢方薬を現在使っている方はたくさんいらっしゃると思う。だって、他に方法がないのだ。
私のアトピーに対しては完治はしなかったが、アメリカ治療を知らなかった時には、もし漢方薬を使わなかったら、多分移住を決断していたと思う。
鶴治療院の漢方を飲み始めて、ほとんど寝たきりのように生活していた私が、3日目で起き上がった。
アメリカに行くまでの間、留学して、アロマセラピーと、リフレクソロジーの資格をイギリスで取る事が出来たのも、結婚する事が出来たのも、漢方薬のおかげだ。
だから、アメリカまで行けなくて、でもさし当たって日常生活を何とかしたい時、利用するのはいいと思う。(完治は期待できないかもしれないが)
漢方薬を使うにあたって、私が気をつけていた事がいくつかある。

・漢方は中医学を基本にしている所を選ぶ。
漢方薬は、中国から伝わっているが、途中、確か鎖国をきっかけにして、だったと思うが、中国から入ってこなくなった時期があり、その時、「和漢方」という、日本のやり方が出来た。特徴として、腹診がある。もし処方する時お腹を触られたら、和漢方の方法を使っていると思われる。
しかし、アトピーの場合、和漢方より、中医学の方が、改善する事が多い。

中国人皮膚科の医師であること。
中国人は、普通の人でも食べ物を「陰」と「陽」に分けて気をつけて食べている人が多い、という事を聞いた。
「医食同源」という言葉もあるし、食文化の中に中医学の考え方が溶け込んでいて、そうして育って専門家になった人に、日本人が途中で勉強を始めたとしても、容易に追いつけるものではないと思った。という事は、良い漢方医で日本人を探すのは、とてもとても大変だ、という事だ。
 それと私は、皮膚科の医師である事にもこだわった。一時期、中国人の薬剤師の人に処方してもらっていたが、まったく効かなかった。
 私はロンドンのチャイナタウンで漢方を始めたが、その時の医師が素晴らしい医師で、本国で、皮膚科の大学教授をしており、一年だけ、という事で、イギリスに来ていたという事だった。
 イギリスでもアトピーは増えていて、中国から中国人の医師が移住して、漢方薬局に勤めるが、みんな皮膚科として働くのだ。中国で内科だったという医師と、産婦人科だった医師に仕方なく処方してもらっていた時期もあったが、これも効果がいまいちだった。
 日本に帰国して最初にかかった医師は、中国では心臓内科が専門だったという事で、やっぱり効果はいまいち。 
 最後に辿り着いたのが、鶴治療院で、ここの医師は、皮膚科である。やっぱり効果は、最初にロンドンでかかった医師と同じくらいの腕だ。

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