プロフィール

ゆかり

  • Author:ゆかり
  • 0歳の頃からアトピー。劇悪化して12年。1970年生まれの既婚・子無し、元看護師です。
    2005年に、アメリカにアトピー治療に行き、2007年6月、完治状態に至りました。
    現在は専業主婦です。

    同じ渡米治療をされた方のブログリンクを募集しています。是非ご一報ください。
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    他の患者さん8-3

     続きです。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     渡米後、初めての診察。
     同じチームの皆は注射の指示でしたが、私の場合、点滴で具合が悪くなった経緯があった為1人だけ内服に。やはり、他の皆の改善具合は明らかでした。日に日によくなり、3日経つ位には、顔の赤みすら消えていました。
     しかし私はその変化を自分で感じることができずにいました。
     そして、疑問も沸々と湧いてきて、同じチームのメンバーに訳して貰い、直接ドクターにぶつけました。時間と費用と家族の犠牲を払ってここに来ているのに何の成果もないまま帰る訳にはいかないと強く思っていたからです。ステロイド使えば良くなるのは当然、抗アレルギー剤飲んでいれば悪くならないのも当然と。
     ドクターは優しくそしてじっくりと説明を重ねてくれました。セルフケアの重要性や、トリガー探し、除去の重要性、抗アレルギー剤、注射の必要性を。皮膚の状態は帰国する頃には殆ど出なくなっていたのに、ドクターの仰る内容は正直全ては理解、納得していませんでした。
     ただケアホームで過ごした1カ月は、3食昼寝付きの家事、育児からの解放、買い物、外出・・・。天国でした。

     帰国後、すぐにショートバースト。これは仕方ないと思っていました。日本の空気やトリガーに当たって予想されていました。
     しかし渡米して初めての春を迎えたときにも反応。この時は正直凹み、やっぱり、治らないじゃん。と自暴自棄になり、ゆかりさんや明石さんに投げ遣りな発言をしてしまいました。しかし、お二人とも、「結果を出すのはまだ早い。まだ治療の途中だ」と。
     そこで少し思い直し、そうだ、何十年も苦しんできた状態が数カ月で治るなんてある意味信用ならないかも。せめて目安の1年やってみても良いんじゃないかと。

     それから、半年経つ位から、炎症が起きれば全身だったのが、部分として自覚されるようになり、何のトリガーに反応しているのかが解るように。そうすると、接触を避けたり、注射の必要性も理解できます。それから新しい皮膚が生まれてくるためのセルフケア。炎症を起こさないようにする事と強い皮膚が生まれるためのケアを同時に行う。これがドクターが言っていた治療の柱だと、その時初めて理解しました。
     何かに反応して炎症が起きても対処できる、どうしても鎮火しない時は信頼できるドクターがいる。投げてしまいたくなった時、支えてくれる明石さんがいる。こうしてこの治療の普及の為、一生懸命活動しているゆかりさんもいる。今までやってきた治療のように、孤独な戦いではない。良くなってもまたいつ悪くなるか解らない不安な出口の見えないトンネルのような治療ではない。これははっきり言えると思います。
     たった1カ月の治療で今までの人生観を変える位の大きな経験でした。

     それと改善した今、喜びとして実感しているのは、今まで流れ作業のようにしていた子育てに真剣に向き合えている事です。
     こんな事子供に言ったら怒られそうですが・・・。其々年齢も違い、抱える問題も様々ですが、向き合う対象が、アトピーで辛い自分ではなく、今、問題を抱えている子供。として向き合える事は本当に有り難い変化だと思います。
     感情的にぶつかり合うのはしょっ中ですが、私が報われない当てつけではなくストレートに子供に向き合えているので、この掛け替えのない時間を大切にしたいと思います。
     一番下の子はもう年中さんですが、今まで抱きしめる動作も苦痛だった反動でしょうか、毎日「抱っこしてあげる」と私から寄って行っています。最近は子供のほうから「もう、いいよ。」と言われ、悲しくもあります。上の二人は、「いいな。○○だけ。」と僻んでいますが・・。
     こんな状況を母も天国で笑っていそうです。

     もう一つ。
     これは、夫婦の事ですが。実は、治ったらやりたい事として渡米前に宣言していた事ですが。もう一度、結婚式をやりたいと。
     十数年前に挙げた式はアトピーで苦しんでいた時で、早く終わって欲しい位にしか思えませんでした。
     そして、贅沢かもしれませんが、プロポーズの言葉をもう一度聞きたくて。
     良く、ドラマのワンシーンでも、「幸せにする」という言葉、使われますよね?家にはこれはありませんでした。今更ながら、先日、意を決して理由を聞いてみました。
     すると、当時、幸せにする=アトピーを治す事、と考えて、そんな軽はずみに言えなかったと主人は言いました。アトピーは精神的なストレスも要因になる事から、職場での悪い環境、待遇の一因は自分にもあった。それを考えたら言えなかったそうです。そうとは知らずに私は、何て男気の無い人なの?と勝手に思っていました。
     それが分かった今、来年予定している結婚式、とても楽しみです。アトピーが改善された今、私達夫婦、家族にとって新たな1ページが始まろうとしています。

     こんな心境になれる機会を与えてくれた家族、ドクター始め、治療をサポートして下さった奈美子さん、晃平さん、明石さん、ゆかりさん、関わって下さった全ての人に感謝します。本当にありがとうございました。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    Mさん。ありがとうございました。

     帰国後の悪化の時、メールを頂いたのを覚えています。同じ治療チームだった人たちが順調に経過してしまったせいもあり、比較してしまって「どうして自分だけ」という気持ちになってしまう、という事が書いてありました。
     私は治療がほとんど一人だったせいもあり、比べる事がなかったですが、複数になるとどうしてもそういう気持ちになってしまう人がいる、というのは明石さんから聞いた事がありました。また彼女の病歴からそう簡単には治らない事は渡米前からある程度予測されていた事ですが、人間、頭と心は結構別なものなので、Mさんも動揺してしまったのだなぁと思いました。
     それだけに今回講演会でお会いできるのをとても楽しみにしていました。
     で、再会した彼女は、すっかりきれいになり、おしゃれをして、堂々とみんなの前でスピーチをしてくださいました。去年の不安そうな、声が小さそうな雰囲気とはまるで別人のようでした。
     とても嬉しかったです。

     スピーチの中で、ついついみんな比較しがちですが、病歴が様々なので、経過は人それぞれ。治療も人それぞれなので、ドクターを始めとするAAJとの関係を一番に考えてください、というような事をおっしゃっていました。同感です。

     すぐに結果が出る事を望んでしまいがちですが、そうでない事もあります。それでも間違った事をしているのではないので、とにかく辛抱強く治療を続けた人が結果を手にしています。体の回復に時間をあげて欲しいと思います。

     まだMさんも完治状態には達していませんが、もう峠は越えたような感じでしたので、あとはじっくり回復してくると思います。とても嬉しく思います。

     Mさん、こうしてご自身の経験を書いてくださり、ありがとうございました。

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    COMMENT

    Re: <幸せにする>

    桜さん

    Mさんのご主人は、自分が言う事に責任を持とうとして、かえって何も言えなくなってしまった、という事ですよね。日本男子!って感じですよね。
    私は桜さんのコメントにもうるってきちゃいましたよ。

    病気を受け入れてくれるって、私たちアトピー患者には何よりもありがたい事だなぁって思います。
    桜さんのご主人も、素晴らしい方ですよね。
    私たち、旦那様たちを大事にしましょうね!

    <幸せにする>

    Mさんの旦那様、とても素敵な方なのでしょうね。
    プロポーズの
    幸せにする
    に、そんな意味を持って考えていてくれてたとは。。。
    泣けました。

    病気と共に一緒に生きていく覚悟を持ってくれていたという事を切に感じました。
    うちはどうだったっけな~幸せにするとしれっと言われたような気がするようなしないような・・・と考えてしまいましたw(しれっとは、夫に失礼かもしれませんがw)

    表面上の痛々しさは伝わっても、痒みやこのムズムズ感・不快感は相手に伝わりませんもんね。
    長期に渡ってのあの状態は本当に精神的にも良くなかったです。
    未来が見えなかったし、考えたくもなかった日々。

    でもこの病気だからこそ、自分を本当に必要として、きちんと向かい合って愛してくれる人を探せるんだと思います。

    Mさん、今度は思う存分の笑顔で素敵な結婚式を挙げてください!!

    Re: タイトルなし

    まりんママさん

    そうなんです。
    自分のアトピーを振り返る事が出来るって事は、山を乗り越えたって事に他ならない事だと思います。

    アトピー体質は変わらないとはいえ、制御できる能力を持てたという事ですよね。その能力を与えてくださったAAJの方々に、私も感謝でいっぱいです。

    こんにちは。
    今年も充実した講演会だったようですね。記事ありがとうございます。

    Mさんのお話を読ませていただいて、この治療に巡り会えた私達は、本当に幸せだなぁと感じています。

    自分のアトピー暦を振り返る事が出来るのは、治療の先に見える光が鮮明で確実ななものに感じているという証ですよね。
    どん底の時は、娘の事とはいえ、この先どうなってしまうのかという不安と恐怖と苦痛で、その日その日を乗り切ることで精一杯な感じでした。

    ドクター、AAJ、アメリカオフィス、ゆかりさん、おかぴーさん、
    たくさんの患者さんのためにご尽力くださっている皆様に、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

    一人でも多くの方が、この治療にたどり着きますように。。。

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