プロフィール

ゆかり

  • Author:ゆかり
  • 0歳の頃からアトピー。劇悪化して12年。1970年生まれの既婚・子無し、元看護師です。
    2005年に、アメリカにアトピー治療に行き、2007年6月、完治状態に至りました。
    現在は専業主婦です。

    同じ渡米治療をされた方のブログリンクを募集しています。是非ご一報ください。
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    高齢者の最後1

     私は看護師で時々パートに行っていて、病棟の患者さん達と接します。
     でも、正直、なんだかなぁ・・・と思っています。

     私が勤めているのは地方病院で、400床ほどのわりと大きな病院です。当然ながら患者さんは高齢者が多いです。
     85歳を超えている方もたくさんいらっしゃいます。
     そういう患者さん達の看護をしていて思います。
     もう90歳も超えて、自宅で倒れて救急車で運ばれて、病院で救命されたけれど、寝たきりになり、点滴をされ、尿道に管を入れられ、オムツを付けさせられ、痰を出せないからといって気道に管を突っ込まれ、目の玉が飛び出るほど苦しい思いを数時間おきにさせられます。そして数日~数週間で状態が落ち着くと鼻から胃にチューブ(栄養を入れる)を留置され(これも苦しい)、長期化するようなら胃へ直接チューブ、というパターンの患者さんがとても多いです。もちろん意識はあったりなかったりで、あったとしてももう、わからなくなっています。でも、苦しいのだけはわかるので、もがいてチューブを抜いたりします。すると危険なので、手にミトンをかぶせたり、あまりに動いて危険な場合は、ベット柵に縛る、という事もしています。

     そんな患者さんたちを見ていて、私はとても切なくなります。

     その患者さん達の手が太い指先や大きな手だったり、年の割には筋肉があっただろうな、という感じだったり、女性でも血管がかつては太かっただろうな、という患者さん達・・・。おそらく戦争にも行っただろうと思います。そしてそれからは家族のために、雨の日も暑い日も寒い日も、きっと働いてきたに違いありません。
     一生懸命生きてきて、人生の最後がオムツにチューブに手を縛られ、愛する家族を疲弊させる、なんて、ご本人がそれを望んでいただろうか、と考えてしまいます。こうした今の高齢者の終末医療は拷問と一体何が違うのか、私にはよくわかりません。

     ほとんどの人がこんな最後を望んではいないと思います。
     高齢の方に聞いてみるとまずみんな、
    「ごはんが自分で食べられなくなったら、もういいな」
    「人に迷惑をかけたくない」
    という風に言います。

     ぽっくりいける人もたくさんいますし、事故死などで、一瞬で命が終わる人も大勢います。
     でもそうでない人も大勢います。

     80歳・90歳を過ぎてきて、意識が無くなったり、というのは、もうお迎えが来ているサインじゃないかと思うのです。
     ところが今、うちの病院では強心剤まで使って生きさせます。
     でもその後、どうなるか?
     もう元通り元気になる方は本当に少ないです。ほとんどは、状態が落ち着けば退院させられます。自宅だったり施設だったり。。。超高齢の親を見るのは、やはり高齢の子供たちです。

     昔は栄養を摂る手段が経口摂取に限られていたので、水が飲めない、ご飯が食べられない、となると、死ぬまでそう長くはなかった筈です。でも今は口から取れなければ点滴や胃チューブで強制的に入れる事が出来るので、水分・栄養分の不足で死ぬ事は考えにくくなりました。
     そのために介護が長期化し、医療費もいつまでもかかるようになり、現役世代の負担がひたすら増えていくのです。

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    COMMENT

    まりんママさん

    こんにちは

    日本尊厳死協会というのがあるのですね。
    それは自衛策として有効だと思います。

    誰しもいつかは死ぬわけですから、本当は誰もが考えなければならない問題じゃないかと思います。
    それにしてもそれにしても、考えちゃう今の医療の現状です。





    > ゆかりさん、こんにちは。
    >
    > 今回の記事、胸に痛いです。
    > 医療が進歩するのは良い事ですが、高齢者を不自然に長生きさせている事例には、疑問を感じます。
    >
    > ただ命を伸ばすだけで、そこに何の安らぎや幸福もなく、苦痛・苦悩だけの延命治療って、どうなんでしょう。
    >
    > 実際に携わっていらっしゃるお医者様や看護師さんも、ゆかりさんのように苦悩されている方も多いのでしょうね。
    >
    > 私の両親は、それが嫌で日本尊厳死協会に加入しています。
    > どれくらい効力があるのかよくわかりませんが。

    ゆかりさん、こんにちは。

    今回の記事、胸に痛いです。
    医療が進歩するのは良い事ですが、高齢者を不自然に長生きさせている事例には、疑問を感じます。

    ただ命を伸ばすだけで、そこに何の安らぎや幸福もなく、苦痛・苦悩だけの延命治療って、どうなんでしょう。

    実際に携わっていらっしゃるお医者様や看護師さんも、ゆかりさんのように苦悩されている方も多いのでしょうね。

    私の両親は、それが嫌で日本尊厳死協会に加入しています。
    どれくらい効力があるのかよくわかりませんが。

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