プロフィール

ゆかり

  • Author:ゆかり
  • 0歳の頃からアトピー。劇悪化して12年。1970年生まれの既婚・子無し、元看護師です。
    2005年に、アメリカにアトピー治療に行き、2007年6月、完治状態に至りました。
    現在は専業主婦です。

    同じ渡米治療をされた方のブログリンクを募集しています。是非ご一報ください。
月別アーカイブ
フリーエリア

    follow me on Twitter

    ブロとも申請フォーム
    Translation(自動翻訳) 縦型エキサイト版

    死を意識する

     先日、義理の、義理の祖母(ここは複雑な事情あり)のお葬式に行ってきました。98歳の大往生でした。
     結婚してから一度、挨拶に行って今回、という事で一度しか会った事のない方でしたが、貫禄のおばあさん、という方で最後まで呆けることなく、孫娘に3ヶ月ほど看病されて自宅で亡くなったという事でした。

     お葬式は通常通り執り行われ、終盤に差し掛かった時、司会者が
    「では、亡くなられた○○様よりお預かりいたしましたご挨拶の言葉を代読させていただきます」
    と、始まったではありませんか!

    「本日私○○の葬儀のためにお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。」
    中略
    「100年の生涯、誠に幸せな人生でありました。皆様、本当にありがとうございました。」

    と。圧巻、でした。

     98年の人生、その間、どんな事があったのでしょうか。さぞかし多くの出来事があった事だろうと思います。でも最後に自分の一生が幸せだったと締めくくれるというのは、すごい肝っ玉だなと思います。
     昔の人ってそういう人が多かったです。
     私が看護師になったばかりの頃は、まだ明治生まれの方が患者さんで結構いて、実際に接していました。ものすごい我慢強い人が多かったです。それと筋の通った頑固さみたいのもありました。明治生まれは強い、と母はよく言っていましたが、私もそう思います。
     
     亡くなった義理の祖母も良くも悪くも非常に強い人だったようです。
     胆力という言葉がありますが、今の自分や時代に欠けているものはこういうものかな、と思います。

     地震、原発事故、と、自分ひとりの力ではどうしようもない事が人生では起こります。病気も事故も起こります。いつ人生が終わるのかわからないものだな、と思います。
     
     最近、婚活ならぬ終活という言葉も出来たようです。主には高齢者が使うようですが、何歳の人でもある程度の覚悟や気持ちの準備はしておくべきだと思います。
     実は私、死を意識するのは早かったと思います。高校生の時に千葉敦子さんというジャーナリストの方の本を熟読していました。彼女は結局乳がんによって38歳で亡くなるのですが、その中に「誰も皆、いつ生涯が閉じるかわかりませんから」みたいな文がありました。「よく死ぬことは、よく生きることだ」という著書も書かれました。
     クオリティ オブ ライフ という言葉も、看護学校に入る前に彼女の本で知ったと思います。QOLと略される事が多く、人生の質、生活の質という意味ですが、アトピーでのた打ち回っていた時、よく思い出した言葉でした。重度のアトピー患者のQOLは非常に低いです。私は死ぬ病気だったら渡米はしなかったです。やりたい事はやってきた人生でしたから。でもアトピーは死なせてもらえない病気だから渡米までしたのです。

     生まれればいつかは死にます。
     でも、だからそれまでどう生きるのか、逆算で考えて今どうするべきかを考えた方が今がしっかりすると思います。
     アトピーで死にたい、と思うのは仕方がない事ですが、でも死ねない、という現実の前に、自分は残りの人生をどう生きたいのかを、考える強さも持って欲しいと思います。

     私も死ぬ時、「誠に幸せな人生でございました。」と締めくくれるようにこれからを生きたいと思います。

    人気ブログランキングに参加しています。励ましのクリックをお願いします。
    スポンサーサイト

    COMMENT

    桜さん

    もうじき2年になりますか。そうそう、それで「桜さん」なんですもんね!
    治療後からが第2の人生、というのは本当にわかります。
    アトピーに支配された人生から解き放たれたのですものね。
    人は体は一つだけど、一生の内で何度か生まれ変わるのだと思います。

    治療した方のほとんどが「死」を考えた事があるようで、否応なしに向き合わされる病気だな、と思います。

    《アトピーは死なせてもらえない病気だから渡米までしたのです。》

    読んで泣けました。
    そうなんですよね、死なせてもらえない。
    私もゆかりさんと同じで死を考えるのは早く、死を思うことは高校くらいのときからあったけど、その後の親の気持ちを考えると生きるしかなくて。
    死ねないから、早く人生を終わらせておばあちゃんになりたいと願ってました。
    でも、生きるしかないから、どうにかアトピーを消したいと必死にも生きてきました。

    食いしばりながらでも必死に生きてきて良かったと改めて感じさせられました。
    渡米できてよかったとしみじみ感じさせられた、渡米してもうじき2年になろうとする私です。
    2009年の4月からが私の第2の人生のスタートだと思っています。

    ayaさん

    故人からのご挨拶って初めてだったのでびっくりしました。
    お経で眠くなっていたのですが、一気に目が覚めました(笑)。
    心が温かくなりましたよ。

    遺言、若くても大事じゃないかと思います。
    気持ちを伝える大事なものですし、死んだ後の始末の問題もあるので、常日頃から用意しておくといざという時遺族も心強いと思います。
    私は遺書は書いていないけれど、夫には常日頃からお金の始末の事とか葬式はしなくてもいいけど、しなきゃいけないようなら簡単にしてとか言っています。その時には伝えられないですからね。

    亡くなった方からのご挨拶の言葉って、
    びっくりですね。でもなんとなく素敵です。

    私も色々思うところがあって、遺言を書きました。
    親に言ったらびっくりされたけど、
    人生何があるかわからないし…。

    まあ、できれば親が生きてるうちは
    遺言を開かなくてもいいようにしたいですけどね。

    EDIT COMMENT

    非公開コメント