プロフィール

ゆかり

  • Author:ゆかり
  • 0歳の頃からアトピー。劇悪化して12年。1970年生まれの既婚・子無し、元看護師です。
    2005年に、アメリカにアトピー治療に行き、2007年6月、完治状態に至りました。
    現在は専業主婦です。

    同じ渡米治療をされた方のブログリンクを募集しています。是非ご一報ください。
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    IgE・IgG

     アトピー患者の多くが、アレルギー検査をするとIgEの値が非常に高い事が知られています。
     なぜこんなに数値が上がってしまうのでしょう?
     それにはいくつか理由があります。

     アトピー患者は生まれつき、IgEを上げやすい体質もをって生まれてくるようです。この体質自体を変える事はできません。けれどIgEを上げやすい体質を持って生まれてきたからといって、必ずしもアトピーになる、重度になる、というわけではありません。
     また日本人の重度の患者のIgEの数値は驚くべき高さです。一体何が体に起こっているのでしょうか?

     2008年に行われたドクター講演会での資料に多くの答えがありました。(このブログでも掲載しています。汗)

    「さまざまなアレルゲンが皮膚に直接入ってくるのでアトピー性の方は体がIgE抗体を作ってしまいます。
    IgEが反応してしまうと痒みが増え皮膚を引っかいてしまいます。引っかくと皮膚組織にダメージを与えるため、皮膚が物質を出し痒みがさらに増えてしまいます。これで免疫システムを刺激するため皮膚自体にIgE抗体が出来てしまいます。
     これらのトリガーでアトピー性皮膚炎の症状になります。皮膚の不完全なバリアが症状の初めで、それからIgEや免疫システムを刺激してしまうようです。」

     アトピーの患者さんは皮膚を守る「フィラグリン」を作る遺伝子に問題がある事が分かっています。つまり生まれつきバリア機能をうまく作れず、メッシュ状の皮膚しか作る事ができません。皮膚のすぐ下にはたくさんの毛細血管が張り巡らされていますから、皮膚が薄くバリア機能が十分でなければ、アレルゲンは皮膚を貫通し、すぐ下の毛細血管の血中に入り込んでしまいます。
     皮膚が薄い、というイメージは、鼻や目の粘膜をイメージしてください。
     花粉症はこの粘膜にアレルゲンが付着してアレルギー反応を起こしますが、アトピー患者の場合、冒されている皮膚が粘膜のようになってしまっているので(イメージですよ)、アレルゲンが付着すればそこからアレルギー反応を起こしてきます。
     また花粉症や喘息の場合、アレルゲンを取り込む所が目や鼻の粘膜なので、面積自体は知れています。ですが、アトピー患者の場合、皮膚からも、という事になり、皮膚の面積は非常に広いため、びっくりするほどIgEの値が高くなってしまう、というわけです。

     皮膚が薄く弱くなっている、という事は、以前書いた「抗菌性ペプチド」も弱り、黄色ブドウ球菌などの雑菌類が繁殖しやすくなり、皮膚でそれらがコロニーを作っている事もわかっています。

     皮膚を掻く事は、皮膚を傷め、皮膚を薄くする事に貢献してしまうため、結果、IgEを上げる事に貢献してしまっています。
     皮膚に浸透しやすい、強すぎるステロイドは、皮膚を薄くしてしまうし、アトピーに抵抗性を与えてしまうしリバウンドは出るし云々で、治療どころか悪化に貢献しています。プロトピックも、です。

     つまり重度のアトピーの人の場合、全てが悪循環になっているのです。 

     で、今回の講演会で新しかったのはIgGの事でした。(というか、私が知らなかっただけですが)
     IgGはアレルゲンがIgEと結びつくよりも早く結びつく事が出来るのです。
     通常、アレルゲンが入ってきた時、IgEが結びついてしまうので、IgE数値が上がってしまうのです。けれど、もっと早く結び付く事が出来得るIgGがたくさんそこにあれば、アレルゲンはIgGと先に結びつく事が出来るので、IgEは増えなくて済むのです。
     つまりIgGの値を上げてやれば、IgEは増えなくて済みます。

     ではどうやればIgGの値を上げる事が出来るのか?
     答えは「アレルギー免疫療法」です。
     これを行う事によって、IgGの値を上げる事が出来るのが分かっています。
     IgGの値を上げられれば、IgEは減ってきます。

     IgEの値を検査する事に意味がない事は、これで何となくお分かりじゃないかと思います。わざわさ採血しなくても、皮膚を見れば高いのは分かるのです。
     またIgEの数値の高さ=アトピー、というわけではありません。アトピーの原因はフィラグリンの事など、他にもいくつも原因があります。IgEの値が高くてもアトピーじゃない人もいます。

     調べていたら、動物病院のHPですが、IgEとIgG、免疫療法について分かりやすく書いてありました。参考にどうぞ。http://www.monolis.com/kensa/allergy/genkansa.html 
     動物もアレルギー免疫療法をする時代です。この治療に関しては、人間の方が恵まれていないのかも、なんて思いました。

     ドクターは
    「これらは最近の研究で徐々に明らかになってきている事です。でもそれよりもずっと前から、皮膚科医は皮膚を見て治療をしてきました。その結果、研究で明らかになる前から、アトピーを悪化させる事なく治療をしてこられました。そして治療で行なってきた事が正しかった事が、段々研究で明らかになってきています。
     研究は後からついきてます。そういうものです。
     けれど日本の治療は研究が先のようですね。」
    と言っていました。
     
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