プロフィール

ゆかり

  • Author:ゆかり
  • 0歳の頃からアトピー。劇悪化して12年。1970年生まれの既婚・子無し、元看護師です。
    2005年に、アメリカにアトピー治療に行き、2007年6月、完治状態に至りました。
    現在は専業主婦です。

    同じ渡米治療をされた方のブログリンクを募集しています。是非ご一報ください。
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    ドクター講演会2009-5

    2009年 アトピーアソシエイションジャパン講演会 PDF資料を掲載します。
    難しそうな用語、あるいは捕捉についてはカッコ書きで※印をつけます。ゆかり脚注です。

    今回はドクターのではなく、AAJカウンセラー明石氏の資料です。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    アトピー性皮膚炎患者の心理的社会的葛藤への
    ナラティヴ・アプローチ

    ・日本のAD(※アトピー)患者を取り巻く状況へのチャレンジです。
    ・1年間の患者さんへの事例研究。

    ※表を作りました。ひとつ前の記事をご覧ください。

    日本のAD患者をとりまく,学術的背景

    医療現場において, AD の医学的標準治療は確立されている( 古江他, 2 0 0 8 )
    にもかかわらず, 標準治療に対して患者に不信感が生じていて,
    必要かつ適切な治療を施せないまま重症化した患者が増加している。
    結果的に患者に多大なる不利益が生じている事態に対してAD の治療に携わる
    皮膚科医が困惑している( 古江・古川・秀・竹原, 2 0 0 4 ) 。

    心身医学的診断基準( 安藤他, 2 0 0 3 ) では, 3つに分けられている。
    1,ストレスによるADの発症(心身症)
    2,ADに起因する不適応
    3,ADの治療・管理への不適応

    医療者と患者の関係性の問題を,“ A D の治療・管理への不適応”
    ( 安藤他,2 0 0 3 ) と定義されている。

    それは,羽白( 2 0 0 3 ) は他の精神障害や人格障害などの存在や,
    A D に関する誤った知識のために管理がうまく行かないものや,
    いわゆる他の非医学的治療による被害を受けている場合である。

    ●しかし, 二橋他( 2 0 0 6 ) の心理学的調査よると“ 心身症”と定義されている
    診断基準においても, 7 5%が他の治療を選択していると報告されている。
    ●安藤他( 2 0 0 7 ) の患者実態調査では, 1 0 1 4 人の患者の9 7 . 4%が,
    “標準治療の経験” があったうえで挫折感を感じていた。

              ↓
    AD患者たちは最初から標準治療を拒否していたわけではなく,
    “標準治療” を断念せざるを得なくなった要因が存在。
      
              ↓

    ______________________

    私が臨床心理学的に事例研究したいのは,

    心理的葛藤があるから→ADが悪化難治化していくのか?
    ADが悪化難治化していくから→心理的葛藤が起こるのか?

    AA-J 事例研究の概要

    1. AD患者の心理的社会的葛藤を明らかにする。
    症例:複雑性PTSD ,AC,共依存,うつ,PD
    遠い過去の心的外傷体験ではなく, 罹患と共にはじまり,
    終わる見込みのない現在進行形の連続的で複雑な心的外傷体験

    2. アメリカでの治療後,症状回復後のAD患者へ
    のナラティヴ・アプローチ
    ●アメリカでの治療前の心理的葛藤
    ●アメリカでの治療後,身体症状回復後どのように,
    心理的症例が変化するのか
    どのようにアイデンティティが変容するのか

    ナラティヴ・アプローチが開く機会
    疾患と病い
    ・疾患の表れ方,患者の変化に関して, 医療者側の説明モデルは“ 疾患”
    に焦点をあてていると考えられる。
    ・一方,AD 患者は“ 病い”を語る場を必要としている。
    ・AD患者は改善への連続的失敗体験から,“ 居場所”が医療者側には
    存在しないという認識を持ち, その場がどこにあるのかわからないまま苦闘し続け,
    孤立することを余儀なくされている。

    治療的グループにおけるナラティヴ

    ・ナラティヴ・アプローチの治療グループにおける考え方は,
    患者の“居場所” を提供し, 相互支援をもたらす。
    ・“問題”を患者と医療者側双方で共有する
     可能性と,医療不信という現在優勢な物語を別の文脈で捉えなおす機会を広げる。

    AD患者のアイデンティティの変容

    ・過去と現在に, “問題” を経験した人々は, 同じような状況に立たされた人々を
    援助できるような特別な知識,スキル,遂行能力,経験を持っている。
    ・それは,問題の起こり方, 問題の接近の仕方, 問題のやり口,問題との関係の変え方や
    対抗方法などの智恵や専門技術なのである。(Mo r g a n , 2 0 0 0 小森他訳2 0 0 3 )

    具体的には
    1,アトピー体験シェア,治療後の体験シェア 交流会
    2,治療前カウンセリング 面接,スカイプ
    3,治療後のセルフケアカウンセリング  面接,スカイプ
    4,アンケート調査,心理学検査 WAIS ロールシャッハ

    アトピーは「ギフト」と書き換えることができる。
    生活と仕事を楽しむこと。
    「君のせいではない」というドクターの言葉が私の命と心を救いました。
    「アトピー,アレルギー,そして治療はすべて科学である」というドクターの言
    葉で私は情報の混乱のどろぬまから這い上がることができました。
     私は治療後10年たちました。「アトピーはご両親からのギフトである」という
    言葉の意味を実感しています。それは不幸なことではなく,私たちは「感じや
    すい」という才能をうけっているということです。おおぜいの方とは少し違った
    見方ができるという才能です。現在の社会に一番必要な資質ではないでしょうか?
    適切な治療,知識,セルフケアを知ることで私たちは普通の人以上にこころ
    豊かに生活と仕事を楽しむことができるのです。
     長い間症状を抱えていた方は,集中治療後「発症させない=完治」までの
    過程において時々へこむこともあります。「治っている場所,治っていることに
    集中しなさい,治っていることを楽しみなさい」とドクターは勇気ずけます。
    生活と仕事を楽しむことは,私たちを地域社会の資産として輝かせることとな
    ります。たとえ,私たちの国の医療が矛盾を抱えているとしても,
    私たちは「ギフト」の意味を見出してすばらしい人生にチャレンジすることがで
    きるでしょう。
    ありがとう。ドクターマセソン。 感謝をこめて。     Ikuo akashi

    治療中,治療後はドクターの指示にしたがって治療を進めてください。回復ま
    での過程を理解してスキンケア,セルケアを学び続けてください。治療後1年
    間,アメリカオフィス,日本オフィスとコミニケーションを続けてください。
    「発症させない=完治」までの道のりを歩みましょう。
    生活や仕事を楽しむことがゴールです。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    資料掲載はこれで終わりです。

    私が特に注目したのは、勝手に下線を引いてしまいましたが、標準治療を
    始めから拒否したのではないという事です。
    これは、アトピー治療を行う医療に大きな一石を投じる研究結果だと思います。

    アトピーの難治化によって傷ついてしまった過去は変える事はできません。
    でも未来は変えていけるのです。
    これからどうすればいいのか、それを考える事が重要です。

    「アトピーはギフト」、なかなかそうは思えないです。
    そう思えるようになってもいいし、ならなくてもいいと思います。
    まずは治る事が一番大事だと、私は思います。

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    次回から、だーっと載せてしまった資料の補足の記事を少しずつ書いていこうと思います。
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