プロフィール

ゆかり

  • Author:ゆかり
  • 0歳の頃からアトピー。劇悪化して12年。1970年生まれの既婚・子無し、元看護師です。
    2005年に、アメリカにアトピー治療に行き、2007年6月、完治状態に至りました。
    現在は専業主婦です。

    同じ渡米治療をされた方のブログリンクを募集しています。是非ご一報ください。
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    減感作療法について3

     久しぶりの更新になっちゃいました。
     続きです。

     アレルギー治療の学説についての紹介です。
     難しいので、思いっきり原文をそのまま載せちゃいます。消化はご自身で。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     減感作療法がどのようにしてアレルギー症状を予防・改善させるかというメカニズムに関しては、1970年頃まではラヴレスらの研究による熱に安定なIgG blocking autibodyが最も重要と考えられていました。
     1980年代に入ってから、減感作療法によってアレルゲンに対する免疫反応を抑制するsupressor T細胞が出現するという報告がありました。
     その後マウスの免疫反応を担当するT細胞を、それぞれのT細胞が産生するサイトカインの種類によって2種類に大別し、それぞれTh1細胞、Th2細胞と呼んでいます。
     T細胞の免疫反応としてTh2細胞の働きが強いとアレルギー反応に傾き、Th1細胞の働きが強いと自己免疫反応に傾くと考えられています。
     アレルギー患者が減感作治療を受けるとTh2細胞の働きが相対的に抑えられて、Th1とTh2細胞のバランスが逆転するのでアレルギー反応が改善されると考えられました。しかし、Th1細胞の働きが強すぎるとTh1細胞が起こす炎症によって喘息などのアレルギー症状がかえって悪化する事がわかりました。
     1990年代に入り、T細胞の免疫反応を調整するCD4+、CD25+のregulatoryT細胞が正常に働いていれば、Th1細胞の働きが強すぎて起こる自己免疫病やTh2細胞の働きが強すぎて起こるアレルギー病も起こらないと考えられるようになりました。
     実際にアレルギーを起こさない「正常」な人では、自然に吸い込んだい病原性がないアレルゲンに反応してIL-10やtransforming growth factor-β(TGF-β)を産生できるregulatory-T細胞が存在するためにアレルギー反応が起こらないと考えられます。
     それに反してアレルギー患者では、何らかの理由でregulatory T細胞が十分に産生されないので、regulatoryT細胞とTh2細胞のバランスがTh2細胞に偏ってアレルギー症状が起こると考えられます。
     アレルギー患者がアレルゲンエキスで減感作治療を受けると症状が改善するのは、regulatoryT細胞が増えるので、アレルゲンの刺激によって大量のIL-10やTGF-βが産生され、Th2細胞の働きを抑制した結果、「正常」な人と同じ反応をするように変わったためと思われます。

     アレルゲンに対して免疫反応を起こしたT細胞の中にはmemoryT細胞と呼ばれて、一旦起こした免疫反応を年単位で長期間記憶して生き続ける細胞もあります。そのようなmemoryT細胞はアレルゲンの刺激により増殖するので、その刺激が続く限り一生その人の体の中に存続する可能性も否定できません。
     したがって、減感作療法によって増殖したregulatoryT細胞の中にもmemoryT細胞として長生きする細胞も当然含まれているので、Th2細胞に対する優位も長期間続くかもしれません。

                              以上 
    久我山病院の長屋医師が
    「日本医事新報 No.4383 2008」に載せた
    「日本の減感作療法はなぜ効かないか
        アメリカのアレルギー診療と比べて」
    より抜粋


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     長屋 宏 医師の略歴

    1931  神奈川県横須賀市生まれ
    1956  東京大学医学部卒業
    1957  東大病院物療内科入局直後にフルブライト留学生として渡米。
          インターン、レジデント、フェローとして内科学、アレルギー、呼吸器病の研究と診療を重ね、米国内科学、アレルギー および臨床免疫学の専門医試験に合格
    1968  デューク大学医学部内科助教授
    1974  カリフォルニア大学アーバイン校医学部内科 associate Professor 兼
          ロングビーチ在郷軍人病院アレルギー部長
    1982  カリフォルニア大学アーバイン校医学部内科教授
    1990  杏林大学医学部内科客員教授(2002年まで)

    久我山病院アレルギー科部長
    日本アレルギー学会認定専門医
    日本アレルギー学会研究推進委員会 アレルゲンと免疫療法専門部会委員

    著書
    「アレルギー」(中公新書873 1988年)
    「減感作療法でぜんそくは治る」(講談社 健康ライブラリー 1995年)
    「日本のアレルギー診療は50年遅れている~
     ~喘息も花粉症もアレルギー免疫療法(減感作療法)で治る~」
    (メディカルトリビューン 2007年)

     他
    アマゾンにありました。


     長屋医師、当然ながらドクターベイカー・ドクターマセソンの治療について理解が深い、という事を聞いています。
     長屋医師にとって、両者の治療は「怪しげな治療」ではないのです。
     AAJの明石さんと面識があるそうで、
    「理解が深くて、助かる」
    と言っていました。
     この医師に協力医師になってもらえたら、アレルギーが問題で治療が上手くいかない症例にとって大きな助けになるのですが、現在77歳という事で、全面的に協力を仰ぐには厳しい状況のようです。後継の方を育ててくださるといいのですが、長屋医師の知識と経験の量を考えると、今の日本の医学部の教育からすると簡単に後継になれる人は考えにくく、今後もやはり渡米は必要かな、と思います。
     せめて著書を出来るだけ残してくださる事を切にお願いしたいです。
     そして後継を希望される勉強熱心な医師がいたら、私達アレルギー患者は大いに歓迎します。

    ドクターマセソンの講演会について

     ドクターマセソンが11月8日に来日講演を行う事が決まりました。
     詳細はAAJのHPをご覧ください。
     今回の講演は、私も行く予定でいますので、是非いらしてください。
     それと経過が良くない方は、診察までは出来ないにしても、ドクターに相談程度は出来るので、この機会を逃さないように起こしになる事を強く、強くお勧めします。
     ご家族の方も一緒に来られると、今後はスムーズになると思います。

     経過の点で、AAJ側に状況がうまく伝わっていない、今何をどうしたらよいのか分からない、治療に限界を感じている、壁を感じている、という方、私の方にご相談いただけると、何かしらの力になれるかもしれません。
     時間がありませんので、ご相談くださる方は、早めにメールをください。根回しが必要な場合もありますので。

     またドロップアウトした方でも、カルテがきちんとありますから、治療再開は可能です。AAJ側とわだかまりを感じている方も、講演会にいらっしゃれば他の患者さんたちも大勢来ますから、雰囲気も良くなって治療再開しやすい状況になる事でしょう。
     ですからこれをきっかけに再出発も考えられてはいかがでしょうか?

     今回、ドクターベイカーも来る予定でしたが、キャンセルになった、という事です。残念…。

     治療前の患者さんはもちろんのこと、毎回ですが、医療従事者の方の参加も歓迎されています。
     疑問・興味をお持ちの方はぜひ、お越しください。
     参加費は、患者さん達のご協力の下、無料にできたそうです。ありがとうございます。

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