プロフィール

ゆかり

  • Author:ゆかり
  • 0歳の頃からアトピー。劇悪化して12年。1970年生まれの既婚・子無し、元看護師です。
    2005年に、アメリカにアトピー治療に行き、2007年6月、完治状態に至りました。
    現在は専業主婦です。

    同じ渡米治療をされた方のブログリンクを募集しています。是非ご一報ください。
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    感謝

     「感謝しなさい」

     そう言われる事、聞く事は、たくさんあります。
     たまにアトピーブログやHPでも、
    「アトピーに感謝しています」「アトピー、ありがとう」
    と、書いている人がいます。
     私は今でもそんな心境にはなれません。

     ただアトピーで辛かった事、苦しかった事、失った事、そんな事と同じくらい、得るものも多かったのも事実だと思っています。
     病気を通さなくては、到底分らなかった事が分かるようになり、自分の成長につなげられたと思います。
     ただそれを
    「アトピーよ、ありがとう」
    といった心境につなげる事は今でもできません。

     つなげる必要はないのだろう、と、思います。
     アトピーに感謝はできないけれど、得た事に対しての感謝なら、十分にしているからです。
     家族の愛情、友情、そして行動、それらに対して、深く感謝しています。
     実は一番感謝しているのは、やっぱり夫です。夫は何しろ、元々他人ですから。アトピーの私と一緒にいてくれた事、ケアに協力してくれた事、金銭的にも援助してくれた事。アトピーがなかったら、彼の本質の優れたところに気がつかなかったか、気が付くのはずっとずっと先だったと思います。
     結婚生活は我慢がいる、と言われていますが、アトピーだった私が結婚したために初めから、
    「アトピーなのに、結婚してくれた」
    と、感謝の気持ちを持った上で結婚生活を始める事が出来たし、アトピーを通して彼を信頼する気持ちは強くなったし、アトピーがあるから、体も弱いから、彼が弱った時もいたわる事も出来るし、支えあう気持ちも、彼を大事にしようと思う気持ちも自分の中に持ち、育てる事が出来たと思います。
     もしアトピーがなかったら、結婚自体してたか分からないし、鼻もちならない奴になっていたかもしれません。
     次いで、やはり両親です。ただ、両親に関しては、複雑なんですよ。子供に愛情を持ってくれてるのはわかるのですが、子育ては下手でした。ですから、子供の私としては、苦労した事もたくさんあり、元々複雑な気持ちがあった事、それと結婚前の劇悪化時を支え続けてくれていたけれど、やり方に矛盾がありました。生活の仕方が、アトピー向きじゃない、というか…。
     それでも結婚前に私がアトピーの為に自殺しなかったのは、やはり、両親の為でした。何としても、何としても、親より先に自分が自ら先立つのは、絶対ダメだ、と思ったからでした。私が自殺したら、両親の人生の過去も未来もが全てが塗りつぶされ、暗いものになってしまう、年老いてきている両親に、おそらく復活できる機会はないだろうから、それだけはダメだ、と思っていました。

     最後の最後で「愛」が救うって本当だな、と思います。

     そこから発想が、生き続けなければならない→なら助けてくれる人を見つけなくちゃ→、結婚と、なりました。

     でも、結婚して「しまった!」と思ったのは、アトピーが悪化の度合いを深めてきた時に再び「死」がよぎるようになり、私が死んで悲しむ人を増やしてしまった!という事でした。
     両親は、自分たちが作ったのだから、ま、仕方ないって思ってもらうしかないって思うけど、他人の夫まで巻き込んでしまう。ましてや優しい人だから、私が自殺してしまったらそのダメージは計り知れなく、仕事も続けられなくなってしまうだろうし、その先の彼の生活も人生も、めちゃくちゃになってしまうだろう、と、それに気が付きました。
     自殺は、周りが後に苦労するのです。
     何とか止める事は出来なかっただろうか、あの時あぁしてれば…、気がついていれば・・・、その後悔から多くの人を長い間、苦しめてしまうのです。
     夫は出会った時から何一つ、私に悪い事はしなかった人です。本当に、何一つ。。。
     なのに私が自殺したら、彼の人生から幸せの全てを奪ってしまうだろう、と思いました。気持ちを切り替えて再婚してくれるような人だったら良かったのですが、そういう人ではなかったので。

     とにかく自分の選択肢から「自殺」がないわけで、生き続けなくてはならなくなりました。
     そこから、ならステロイドを受け容れて、楽になって残りの人生を過ごす、というのもありか…、などという心境にもなり。。。あとは皆さんのご存知の通りです。

     ま、とにかく、私はアトピーに感謝はできないけれど、他ではしているからもう、いいでしょう、と思います。
     
     感謝って無理にする事ない、というか、そこまで到達するのに、やっぱりいろんな土壌がいると思うのです。それを無理して感謝していると、本当の自分とかい離してしまうような、私はそんな感覚があります。
     ただ悪い点ばかりに目を向けて恨み続けるのもおかしいです。良い点も悪い点もあるので、良い点だけに感謝すればいいのだと思います。
     
     最近、ちょっと思うのは、私がドクター達の治療を受けてあっさり治るタイプではなくて良かったのかも、という事です。
     私が帰国後も悪化を繰り返したからこそ、他の方で悪化を繰り返す方や、深刻な状態の方にも希望を与える事が出来るのかも、と思うし、私の辛かったアトピーも他の方の相談に乗ったり、解決に至った喜びを聞く事によって、苦しみが昇華されると感じるからです。
     そういう感覚って、多分、人生の醍醐味、なんだろう、、、と思うようになりました。

     私はアトピーというネガティブな経験を通して、多くのポジティブな事を得たと思います。
     それで、もう、いいのだと思います。
     
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    COMMENT

    はるくん
    お久しぶりです。お元気そうで良かったです。

    >マイナスの面にとらわれて生きるよりも、
    プラスに捉えて生きる方がはるかに楽で、はるかに幸せであると思います。

    これ、とても心に響きました。
    本当ですね。同感です。
    若いのにこの境地に達したって、はるくんも「転んでもただでは起きない」タイプですね!
    私も何やら、はるくんに教えられました。

    よし、クヨクヨはやめてプラスに捉えるようにします!
    ありがとう。

    まりんママさん
    アトピーに感謝はできませんよね~!!!
    私も、死んでもできないと思います。
    あんなキツイの、もう嫌です。

    まりんちゃんは、成長過程がモロアトピーで苦しかった時期になると思うので、色んな事が刻まれていると思います。
    まりんちゃんはとても優しい子に育っているのですね。
    まりんママさんとご主人の育て方も、とても、とてもいいのだと思います。

    アトピーは辛い経験ですが、辛いからこそプラスにしないと合わないと思います。
    まりんちゃん、既にプラスに出ているようですね。

    そうですよね~。アトピーに感謝までは出来ません(^^;; 沢山のことを犠牲にしてきましたものね。 
    娘は、アトピーで苛められた経験から、人の心の痛みを考えられるように成長してくれた事が貴重な財産です。正義感が強すぎて、ぶつかる場面はヒヤヒヤさせられますが・・・(;><)

    そして、沢山の人に助けられてアトピーがよくなったという事を忘れないように、時々話しをしています。

    こんにちは。
    お久しぶりです。

    ぼくも全く同じ気持ちです。
    失うものは多かったけど、得るものもとても大きかったように思います。
    もし、自分がアトピーでなく、
    もし、いま気づいていることの多くに気がづくことができなかったらと思うとぞっとします。
    ろくな人間になっていないと思います。いまもロクじゃありませんがw
    しかし、やっぱり健康体はうらやましいものです。

    感謝はできませんが、受け入れられるようになりました。

    いい経験をさせて頂いた。
    そう考えるようにしています。
    マイナスの面にとらわれて生きるよりも、
    プラスに捉えて生きる方がはるかに楽で、はるかに幸せであると思います。

    といっても、完治にはまだ時間がかかりそうです笑

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