プロフィール

ゆかり

  • Author:ゆかり
  • 0歳の頃からアトピー。劇悪化して12年。1970年生まれの既婚・子無し、元看護師です。
    2005年に、アメリカにアトピー治療に行き、2007年6月、完治状態に至りました。
    現在は専業主婦です。

    同じ渡米治療をされた方のブログリンクを募集しています。是非ご一報ください。
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    シャワーヘッド

     メリークリスマス!

     といっても、イブの昨日は風邪で倒れていまして、今日もだるいです。うきうき気分じゃないですね…。

     さて、今日はシャワーヘッドの話です。
     アパートにいた時は、お風呂のシャワーの水圧が結構良かったので満足していましたが、今の家に越してから、時間帯によってシャワーの水圧が弱くなりました。
     私はさほど気に留めてなかったのですが、夫は入居当初からそれが気に入らなくて、「何とかならんかな~」と言っていました。
    「シャワーヘッドを変えれば、水圧が高くなるはず」
    と言っていて、私は内心(大差ないんじゃないの~??)と思いつつ、「ふ~ん」と返事をしていました。
     そうこうして1年半ほどした今年の夏の終わり頃かな。
     テレビの通販でベスティを宣伝し始めましたよね。。。夫はテレビを凝視。テレビに影響されやすい人なんです。
    「これ、本当にいいのかなぁ…」
    などと言い始めました。
     私はえ???という感じで、かといって頭から否定するとむっとされちゃうだろうから、
    「本当ならすごいけど、ネットでクチコミとかよく調べてから買ったら?」
    と言ってみました。
     すると熱心に調べ始めました。
    「口コミは良いっていう人とダメっていう人がいるよ」
    という事でした。
    「でも、こんなの見つけたよ」
    と、TOTOのワンダービートという商品画面を見せました。
      
     なんでも節水だし、ビートでど~のこ~ので、私の肌にもきっといいよ云々・・・。要するに欲しいんですよね。
     うちはお金の管理は夫がしていて、でも無駄遣いせず、お昼もお弁当と水筒だし、たまにコンビニで飲み物を買う時、これが150円もする!という金銭感覚になった人なので(独身時代は全く無頓着だった)、たまには、ね~、と思い、
    「いいんだったら、買ったら?」
    と言って、
    「じゃ、買う」
    という事で、購入してみました。

     さてさて使用感ですが、これが意外に良かった!です。
     ビートというのは、水がホースから出るようにな感じになって、しかもそれがうねるんですよ。なので水圧が低くてもホースをつぶした感じになるので、水圧を高く感じる、というわけです。でもビートモードにしなければ、水はシャワー状になって出ます。シャワーでもビートでも確かに、以前より水圧は高くなり、満足な程度になりました。
     そして思いの外良かったのが、シャンプーがきれいに流せるようになったような気がします。最後にビートで頭を流しますが、頭皮の所に強い水圧が来るようになったせいか、洗い上がりがさっぱり。シャンプーのぬめり感が残らず、軋むような感じすらします。
     そのせいか、夫とともに抜け毛が減ったような気がします。浴室の掃除の時、排水溝にたまる髪の量が減った気がするのと、枕に残る髪の毛の量が減った気がするのです。
     あと良い点は、やっぱりビートモードは打たせ湯状態になるので、気持ちいいです。
     悪い点は、ビートモードが気持ちいいので、ついつい長く使ってしまいがちで、「節水」を謳っている製品ですが、節水になっていない気がします・・・。お子さんがいる家庭は、遊んでしまうんじゃないかしら…。
     でも購入して良かったな、と思った商品です。

     アトピーの人はシャンプー・またはボディソープのすすぎがうまく行っていなかったりするケースがあるかもしれません。特にシャンプーはすすぎが難しいですよね。この商品で全てがうまく行くわけではありませんし、抜け毛が減ったのもあくまで主観の話になりますが、シャワーヘッドが古くなっている人なんかは、交換の際、こういう商品を選ぶのも一つかもしれません。
      
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    長生きしよう

     アトピーが落ち着き、レーシックもやってメガネが不要になって、何だか鏡を見るのが楽しくなってきました。
     でも24の時から、いえ、もっと前からおしゃれはとても難しかったので、ふと、アトピーがなかったらもっときれいにする事ができただろうにな~、なんて今のおしゃれな若い子を見て思います。失った時間がすごくもったいなくて、残念に思えて…
     でも、ふと学生時代、教科書に載っていた茨木のり子さんの詩を思い出しました。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    わたしが一番きれいだったとき

    わたしが一番きれいだったとき
    街々はがらがら崩れていって
    とんでもないところから
    青空なんかが見えたりした

    わたしが一番きれいだったとき
    まわりの人達が沢山死んだ
    工場で 海で 名もない島で
    わたしはおしゃれのきっかけを落してしまった 

    わたしが一番きれいだったとき
    だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった
    男たちは挙手の礼しか知らなくて
    きれいな眼差だけを残し皆発っていった

    わたしが一番きれいだったとき
    わたしの頭はからっぽで
    わたしの心はかたくなで
    手足ばかりが栗色に光った

    わたしが一番きれいだったとき
    わたしの国は戦争で負けた
    そんな馬鹿なことってあるものか
    ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた

    わたしが一番きれいだったとき
    ラジオからはジャズが溢れた
    禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
    わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

    わたしが一番きれいだったとき
    わたしはとてもふしあわせ
    わたしはとてもとんちんかん
    わたしはめっぽうさびしかった

    だから決めた できれば長生きすることに
    年取ってから凄く美しい絵を描いた
    フランスのルオー爺さんのように
                  ね

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     茨木さんが一番きれいだった時もおしゃれできなかったんですよね。アトピーであってもなくても、いろんな事情でおしゃれ出来ない人ってたくさんいるって事ですよね。どんなに美人でも、どんなに見事な体型でも。

     最近、ここまでアトピーが良くなるって思ってなかったから、自殺してなくて良かったな、と思います。近視まで治るなんて、時代ですよね。
     かつて不可能だった事がどんどん可能になってきて、生きてるもんだな~って思います。
     昔わからなかった人生の謎も解けるようになってきて、あ~、こんなからくりがあったんだ、とか、こういう精神状態になるって、こんな理由だったんだ、とか、他の人を理解していく過程で知らなかった自分に気がついたり。昔は自分しか見えてなかったな~、なんて反省したり…。

     20代の自分は戻ってこなくても、30代・40代・50代のおしゃれは十分できるし、いろんな意味で挑戦でもありますよね。
     人生何があるかわからないし。
     失った自分を悲しむ暇があったら、素敵な40代50代60代70代を過ごしている人達を見習って、会得する努力の時間に充てたいと思います。

     だからアトピーで失った時間を悲しんでいる方達も、前を向いて欲しいと思います。
     大事なのは昔じゃなくて、今とこれからですよね。
     過去は清算したらもう終わりです。過去に殺される事、ありません。素敵な未来は今が作るんだし、今を楽しみつつ、今後に備えていく生き方の方が私は好きです。

     茨城のり子さんは、一番好きな詩人かな。ピリッとした詩を書いていますが、大事な事を諭されるような詩ばかりです。
     この詩を習った時は、戦争なんて遠い国の話のような気がしていましたが、いろんな事が分かってくるようになったらひしひしと、どんな大変な事だったのか、少し想像できるようになってきました。
     他にもたくさん素敵な詩があります。

     平均寿命程度で死にたいと思いますが、それまでは生きたいな、と思うようになりました。

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    レーシック4

     不安を抱えて一週間後の診察に行きました。
     検査結果は右1,5、左1,2、両目で1.2(?)、屈折検査は、右-0.25 左+0.00、
    乱視は右-0.25 左-0.75 という結果でした。

     診察の際、
    「乱視だと思うのですが」
    と聞いてみました。
     乱視については、術後のドライアイから来ている場合と、手術をしたけれど、眼は手術の自覚がないので外傷だと思って元に戻ろうとして、結果、目の表面の形に凹凸ができて乱視の原因になっている事が考えられる、という説明でした。
     他には問題ないし、視力も出ている、視力が出ない人の場合、一週間以内にどんどん視力が落ちてきてしまうケースが多いので、私の場合はもう大丈夫でしょう、という事でした。(術後1日目に診察した医師より勉強しているようでホッとしました)

     検査結果は、通常術後はくれないので、帰りに無理を言ってもらってきました。それでこれを書いているわけですが、もともと視力検査の1.0とか0.02とかの検査は信用性について疑いがあります。この検査、子供の場合答え方がわからない、とか、大きくなってからも答える時にパニクってしまい、うまく答えられない、または答えを覚えてしまって、という事もあり、もともと信用度に疑いがあります。なので最近は機械で測定する屈折検査の方が重視されるようになってきました。
     今回、術後ランドルト環(C状の文字の普通の検査)を使っての検査をしましたが、どうも検査結果が変なのです。
    「見えません」「わかりません」
    と、かなり言いましたが、視力がしっかり出ている事になっています。
     一週間後の検査など、両目の所に1,0と書きながら、二重線で消して、1,2と書いてありました。
     そこである疑いが・・・。この検査、本当より少し良く書く事が実は多いんじゃないかなぁ、と。だとしたら、強度近視で術後92%の人が1,0以上、というのは本当はもっと少ない数字だろう、と思ったのです。評価の基準が1,0以上か以下か、というのがとても大切になってくるので、美容外科が経営ですから宣伝のために1,0から少し落ちる位の視力でも1,0にしてしまうんだろうなぁ、と思いました。

     今のところ、文字のにじみはあまり変りません。目の痛みも完全になくなっていないですが、目の疲れは大分楽になってきました。
     屈折検査で近視は治っている事がわかるので、残りの気がかりは乱視です。
     ネット上でも術後乱視について検索している人が結構いるみたいなので、結構ちょこちょこ乱視になる人がいるんだと思います。これは術前に知らなかった事なので、びっくりしたし、残念でした。

     ただ視力の安定には時間がかかる人もいますし、私の場合、強度近視なのでレーザーの照射量も多いのかなぁ、とか、角膜もがっつり削っていますから、夫と同じ、というわけにはいかなかっただろうなぁ、と思います。なのでもっと時間をかけてみて、検査結果や見え方でどうするか考えようと思います。

     これからやる人は、術前術後の検査結果、ちゃんともらった方がいいと思います。
     もうじき一カ月検診になるので、検査結果が気になります。

     乱視はあるものの、やっぱりメガネが不要の生活は快適です。今でも朝起きるとメガネを探してしまったり、夜中に時間を見ようと携帯電話を目から3cm位の所に近づけてしまったり、という事はありますが(^_^;)・・・
     乱視が残ったとしても、手術した事に後悔はありません。どうせ2~30年したら白内障の手術が必要になるでしょうし。 
     ちなみに費用ですが、夫は生命保険からいくらか出ました。私のは約款に既に近視矯正の手術は適応にならない、と書いてあるので、ダメでした。

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    レーシック3

     術後は暗いリカバリルームへ看護師の方の手を借りて歩いていき、そこで30分位(もっと短かったかなぁ…)休みました。暗い部屋って、本当に目が休まるわ~、とつくづく思いました。
     しばらくすると夫が入ってきました。やっぱりヨタヨタ…。隣同士に座って、
    「痛かったね…」
    と、二人してぐったり。会話もほとんどしないで静かに休みました。

     しばらく休んだ後、点眼薬や薬の説明、術後の指示などを聞き、先ほどのロッカーに預けた荷物を出して、ゴーグルをして、待合室に出ました。その時の待合室が眩しい、眩しい…。
     もう帰っても良かったのですが、とても帰れる状態でなく、二人してぐったり…。ソファに座って30分位は休んだように思います。
    「みんな、痛くないって言ってたのに、痛かったよね・・・」
    そうです。痛くないと思って手術したので、実際は痛くって実際の痛みより精神的ショックの方が私も夫も大きかったです。多少は痛いですよ、と言ってくれてた方が良かった。そうすれば、思ったより痛くないじゃん、って思えますから。
     私達がぐったり座って休んでいる席の後ろの若い男性二人。どうやら術前の検査に来ていたらしく、私達の様子を見てかなり不安そうになっていました。

     その日はホテルを取ってあったので、食事に行った後そのままホテルに向かってベッドで休みました。夫婦でゴーグルをずっとしていたので、怪しい二人に見えたと思います。
     目の痛みはコンタクトレンズを初めて入れた感じ、というか、違和感が強くありました。私は痛み止めを飲んだけどあまり効くような感じはしなかったです。それよりステロイドの点眼薬が一番痛みの緩和には効きました。
     術後の指示は、抗生剤の内服5日間。抗生剤とステロイドの点眼薬とヒアレインという人工涙の点眼薬を何時間ごと、という指示でした。
     夕食を食べに行きましたが、お酒は指示でダメなので、イタリアンのお店でしたがお茶で我慢しました。周りはワインと一緒に食事を楽しんでいて、すごく羨ましかったです。

     翌日、再診に向かいました。
     検査結果ですが、
     両目とも1.0 屈折検査 右+0.00 左 -0.25 乱視 右 -1.25 左 -0.75 でした。
     見えづらい感じが強くあったので、医師の診察の際、術後の評価の時期を聞いたのですが、
    「個人差がありますから」
    の一点張り。会話が全然成り立たなくて、アルバイト医師でかなり不勉強な様子。聞いてもしょうがないや、どうせ3カ月しないと再手術にもならないし、と思って、聞くのをやめました。

     お気づきかと思いますが、近視は良くなりましたが、乱視が悪化したのです。

     検査結果は術前の物しかくれなかったので、この時の結果はわかりませんでした。ただ帰宅して、パソコンがとても見づらくなり、文字がにじみました。始めは調節機能の問題かと思ったのですが、時間をかけてもにじみが消えません。
     眼はコンタクトを入れている時のような違和感がありました。

     私に比べて夫は順調で、視力もきれいに出ていて、術前まであった乱視が治り、痛みも私より早くなくなりました。術後、仕事の疲れ方も変わり、体がとても楽になったと言っています。彼は乱視に左右差があり、メガネでも調節が難しかったみたいで、眼精疲労が強かったみたいでした。それがなくなり快調になったという事です。

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    レーシック2

     レーシックの病院はやっぱり手術件数と価格と立地で、ネットで上位に出てくる中で選びました。
     そこは美容外科の経営(?)だと思うのですが、手術件数がとても多い事と、その病院の事情でおそらく手術にあたる医師は熟練がやるだろう、という読みが私にあり、そこに決めました。
     調べた中では個人経営の眼科でやった方が後々の事を考えると、アフターケアがいいだろうからそちらの方がいいのでは、という意見もありましたが、個人経営だと専門でやっている所以外は手術件数も少ないだろうし、新しい機械も入り辛いと思いましたし、術後、医師の態度がどうなるかは、個人病院であってもわからないし、病院がつぶれる時代、と思うと10年後、20年後、フォローしてくれるかどうか分からないし、美容外科の大手なら経営がしっかりしていれば存続はするだろう、と思ったし、病院を変えなければセカンドオピニオンも聞き辛い事から(美容外科系の所はアルバイトの医師が多いため、医師がくるくる変わる。なので日を変えれば簡単にセカンドオピニオンが聞ける)、その点に関しては美容外科系であっても問題ない、と判断しました。


     術前の検査は
     裸眼 右0.02   左0.03 
       矯正度数  右 -8.75  左 -8.75
          乱視  右 -0.25  左 -0.50 (単位省略)
       角膜厚   右 575 μm  左 581 μm

    という結果でした。(他の検査結果は割愛)
     私くらいの強度近視だと通常はレーシックは無理みたいなのですが、私の場合、角膜の厚みが普通の人よりも厚いので、レーシックが可能という事でした。ただ角膜の形が少し紡錘気味なので、イントラレーシックでなければ出来ない、という結果。
     それと強度近視の場合、92%の人が術後1.0以上の視力が出る。つまり8%の人は出ないので、出ない可能性がある事と、角膜をかなり削るので再手術が可能かどうかわからない、と。ただ眼鏡による矯正は可能です。という事でした。
     また老眼が出る可能性があります、という事でした。(この事は他のサイトに詳しく出ています)

     イントラレーシックが出来なかったら、手術は見合わせようと思っていましたが、角膜が厚かった、という事で、この時ばかりは親に感謝しました。
     夫もイントラレーシックが可能、という結果で、二人で手術をする事に決めました。
     抗生剤とステロイドの点眼薬を渡され、毎日3回づつ注すように言われました。

     一週間後、一泊予定でその病院に向かいました。
     術前の診察は、執刀医がしてくれました。その結果、角膜が厚いので視力が出なかった場合、再手術は可能、と言われてホッとしました。
     執刀医は読み通り熟練で、良かった、と思いました。
     その後、手術へ。。。

     点眼麻酔とか抗生剤の点眼薬やらたくさんさされ、ロッカーに荷物を預けた時、メガネを外して仕舞いました。そのメガネは独身時代、夫からプレゼントされたもので、本当によく使ったものでしたから、もう不要になるねぇ、次に荷物を出す時には、メガネなしでここが見えるのよね~…なんて半信半疑でしたね。
     
     夫と二人で待合室まで行きました。グループに分かれているみたいで、私のグループは4人だったかな。
     手術は私の方が先でした。最初にフラップを作り、別室でレーザー照射、でした。看護師も数名いて、ここへ座ってくださ~い、から始まり、寄ってたかっていろいろされた、という感じでした。
     下調べでは「痛くない」と聞いていたので、全然痛くないと思っていたら、これが痛かった…。麻酔は効いていたと思いますが、人間の体はつながっているものなので、眼球は痛くなくても、その周囲は痛いわけで、押されたりするのも眼球は痛くなくてもその奥が痛かったり…。
     術中目を開け続けるのは開眼器で固定してくれるからいいけれど、何となく、うっかりずれたらどうしよう、とか考えて、結構怖かったです。すごく長く感じました。
     フラップを作った後、しばらく待って、それからレーザー照射とフラップを閉じる作業でしたが、術中焼け焦げる匂いもして、組織が焼かれているんだわ、と実感しました。
     手術時間は待ち時間を含めて10分程度で手術室を出たと思います。本当に目に何かしている時間は合計で3分くらいじゃないかなぁ…2分とか1分かも・・・。すごく長く感じましたけど。
     術中執刀医が
    「うまく行ってますよ~、きれいに行ってますよ~」
    と言ってくれてたのがとても励みになりました。声かけってなんて大事!って思いました。
     手術台を降りる時には、白くもやがかかっているものの、足元がちゃんと見えて歩く事が出来ました。

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    レーシック1

     レーシックをやりました。
     渡米中に、向こうでやろうかな、と心が揺れた事もありましたが、もう35だし(当時)今から相手を探さなきゃいけないわけじゃないし、まぁいいや、と思ってやらずに帰ってきました。
     でもアトピー治療で渡米する方の中には、ついでに向こうでレーシックをやってきてしまう人も年間何人かいて、いいな~、と思っていました。その中のお一人が「老眼鏡まで何年もないかもしれないけれど、残りをうんと楽しもうと思って」とおっしゃっていたのが何となく印象的で、あぁ、そんな考え方もあるんだなぁ、と思いました。
     それまで確かにアトピーでおしゃれもままならなかったし、結婚もしちゃって、もう若くもないし、なんて思ったりしていましたが、アトピーも良くなったし、確かに老眼鏡が必要になるまで何年もないかもしれませんが、アトピーで辛かった分、楽しんでもいいんじゃないかなぁ、なんて思い始めました。

     ちょうどコンタクトレンズが古くなってきて、買い替えも考えなくてはいけなくなりました。それでコンタクトを買うか、レーシックをやるか、ちょっと考えたんですよね。
     そんな時、日経新聞にコンタクトレンズも30年位使用している人の中には、結膜炎を繰り返したり、毛細血管が増殖してしまったり、という、コンタクトレンズもいかがなものか、的な記事を目にしてしまったりして。
     それと私の視力は両目とも0.02程度で乱視も混じっていて、強度近視でした。なので、それまで危ない目にあった事も何度かあり、災害時、メガネがすぐに見つかるか、不安だったりしました。とにかくメガネやコンタクトをしないと、手足の爪すら切れませんでしたし。

     それからレーシックについて検討をし始めました。
     一番情報収集したのはネットでした。でもいい事ばっかり書いてあるのがほとんどで・・・。
     10年も前になりますが、眼科医に近視手術について「安全性ってどうなの?」と聞いた事があり、その時、
    「手術は手術だから、100%安全なわけじゃない。近視は矯正できるけど、手術で事故があったら視力が戻らない可能性もあるから、それをどう捉えるか、だよね。長期のデータもないしね。」
    という返事でした。今回、それについても考えてみました。
     確かに視力はとても大事で、人間は全情報の7割だったか、8割だったか、それを見る事によって得る、と言われています。なので、手術はリスクはリスク。
     でも私の場合は、裸眼視力が0.02と強度近視で、父は年をとって緑内障になっています(父も強度近視で、私の近視は遺伝)。老眼もどちらにしても始まるし、手術をしてもしなくても、今後何らかのトラブルを抱えていく事になると思います。それに両目ともいっぺんに失敗する可能性も低いんじゃないかな、と。
     それと手術の失敗の可能性と、災害時を含め、温泉などで足元が見えないために起こる事故や、物が飛んで来たりした時の事故など、視力の問題で危険な目にあう可能性とを考えた場合、ひょっとしたら今の技術では、前者の方が低い可能性すらあるのでは?と思いました。
     またコンタクトレンズも必ずしも安全ではない、という事がわかりつつある、というのもありました。私の視力だと、眼鏡だとレンズは本当に牛乳瓶の底のようなもので、顔の輪郭が変わって見える位なのです。女として、コンタクトレンズは今後も必携の物でした。

     美容外科にいた時に思った事です。
     やっぱり二重にする手術の人が多かったんです。で、一重でもいいのにな、なんて思ってみていたわけですが、結構それまで「アイプチ」使ってた人が多かったです。でもただでさえ薄い瞼にアイプチを塗り、その成分で皮膚が荒れてしまっている人も何人もいて、極めつけは50歳近い人が何十年もアイプチを使っていて、完全に皮膚が傷み、肥厚してしまっていて、どうにもならなくなって来院してきた事があって。
     二重にする手術って、手術方法としてはとっても簡単だし、体にとってはアイプチを使い続けるより優しいのです。なのでアイプチを使う事を考えたら、絶対手術の方がいいな、って思っていました。
     こじつけかもしれませんが、レーシックも同じ事が言えるのかも、と思いました。
     つまりコンタクトレンズを使い続けてトラブルを起こすより、手術の方が体に優しいのかなぁ、なんて…

     まぁ、あーだこーだ書きましたが、要するに私はレーシックをやりたかったわけなんです。

     それを夫に伝えました。当初は私一人で手術するつもりでいたのですが、姑が以前、近所の人がレーシックをやった話をして、どうも息子にもどうかな、と思ったらしいのですよね。なので姑に私だけやった、と伝えるのも心苦しいな、と思いました。
     それで夫の視力は0.09でしたが、稼ぎのない私一人でお金がかかる手術をやるのも気が引けて、一応
    「いっしょにやる?」
    と誘ってみると、時間をかけながらだんだんやりたくなってしまって・・・。それで彼はもう40歳なのですが、一緒にやる事になりました。

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    補足

     前回書いた記事で「一生変わらない」という所に、ショックを受けた方も大勢いらっしゃるかもしれません。
     私が直接ドクターから聞いた事ではないので、正確な事は何とも言えませんが、仮に細胞の密度が一生変わらないとしても、それ=一生治らない、というわけではないので、それほど悲観する材料ではないと思っています。
     ただこの問題はアトピーの本質にかかわる事ですし、診断基準を揺るがす事にもなる可能性がある事だと思うので、アトピー患者の人は頭に入れておく必要があると思います。

     アトピーが発症、重症化するのは、細胞の密度の問題だけではありません。
     そこにバリア機能の低下、アレルギーの問題、生活環境の問題、ステロイド、抗生剤などを含む間違った治療、性ホルモン、ストレスなどが絡んで初めて発症、重症化してくるのです。
     細胞の密度が仮に低くても、自分で皮脂がしっかり出ていて、環境要因が少ない、あるいは全くない、とか、アレルギーがない、という場合は、発症もしなければ重症化もしない可能性が高いでしょう。
     アトピーなんか気にしなくてもいい時代があった方もいらっしゃると思いますが、その時はバリア機能がしっかりしていたために、空気アレルゲンやバクテリアにさらされる事もなかったり、アレルギー歴が短かったり、ストレスが少ない時期だったり、ステロイド歴が短い時期だったりしたと思うのです。
     私も中学から22歳位までの学生の間は、ほとんど問題にならなかったです。
     発症や劇悪化に当たっては、自分の持っている治る力、健康でい続けようとする力と、外部からの環境要因(ストレスを含む)とのバランスなのだろうと思います。

     また細胞の密度も個人差があると思います。
     すごくスカスカな人から、普通の人の密度に近い人まで様々だと思います。
     皮膚のサイクルにしても、4日以上の人もいると思います。

     環境問題が少なく、細胞の密度が正常に近い人で、早くバリア機能を復活させる力がある人ほど、早く治ると思います。(もちろんここに病歴が絡むわけですが)

     皮膚細胞の密度が普通の人でも、アレルギーが酷ければ、加齢によって皮脂の分泌が悪くなり、バリア機能が低下すれば、「アトピー状態」に陥る人は出てくるでしょう。

     アトピー治療の要は、バリア機能の正常化と機能保持なんだと思います。

     その為に自己ケアがあり、アレルギー治療があると言えるでしょう。
     細胞の数に関する事は、遺伝子の問題が絡んだアトピー発症の一つの大きなヒントになると思いますが、細胞の数が正常な人でも「アトピー状態」に陥るわけですから、細胞の数が正常化する=完治、でもなければ、それが正常化すれば何をやってもアトピーにならないわけでもないでしょう。

     大事なのは、細胞が少ない傾向にある、という事を踏まえて、保湿に対する意識を高く持ち続ける事だと思います。
     バリア機能が正常化し、トラブルがなければ何もしなくてもいいのです。
     ただ完治状態に至り、何もしなくてもいい人であっても、入浴後に肌を観察したり、職場や家庭など、湿度が足りているか意識し、必要時、保湿剤を直ちに使い、不要になるまでしっかり使う事です。
     
     そう言えば、渡米前の悪かった頃、皮膚の粉がすごくて、毎日盛り塩、一個か二個位になっていたんですよ。その時に、こんなにかきむしって皮膚が落ちても肉が見えないって、大きな血管が破れる所に到達しないって、ものすごいスピードで皮膚も作っているんだろうな~って思った記憶があります。皮膚も必死なのね~って。体力使うし、ヘトヘトだわさ…って。
     だからたんぱく質を人より多くとっていかないと大変だと思って、意識して摂っていました。
     皮膚のサイクルが今は変わったのかどうか分かりませんが、夫より肌がきれいに見えるし、去年の講演会の時、治った人の肌がとてもきれいだった事を思い出すと、サイクルが短い事は、完治状態に至りさえすれば、かえって美肌の要素かも・・・、なんて思ったりします。
     スポンジ状、と言っても、見た目がスポンジ状なわけでなく、あくまで顕微鏡の世界の話なので、私の肌がパッと見てスポンジ状なわけではありませんよ!
     
     私がこの話を聞いた時の感想は、ショックというよりは「ナルホド!」って感じでした。
     普通の人だって乾燥すればカサカサするし、年をとれば乾燥もするし、しわも出るし、たるむし、肌トラブルはアトピーであろうとなかろうと、皆無になる事はないですよね。

     一生変わらない、という事は、ドクターが以前、本当の根治は遺伝子治療しかない、と言っていた事とも合致しますし、アトピー体質は治らない、なので「一生発症させない」というのを目標にケアを続けていく、という事とも一致しますから、私が個人的にドクターに確認した事でなくても、これはあり得る、と思いました。
     ただこの問題の大きさとして、特に深刻、と捉える必要はないと思います。「血糖値が高くなりやすいので、食事や運動に気をつけてください」的なものと、変わりないです。
     私の誤解で、いつか細胞同士がきっちり結合するようになるのであれば、それはそれで喜ばしい事ですが、37歳としては、皮脂の分泌は落ちる一方でしょうし、どちらにしてもバリア機能は容易に落ちるようになると思います。アンチエイジングの化粧品は、油分が多いですもんね~…。

     トラブルを最小限にとどめて残りの人生やっていきたいと思います。
     
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