2005-06-27 08:50 | カテゴリ:帰国後
私はよく、
「行動力があるね。」
と、言われる。
でも私にしてみたら、必要に迫られて、という事も結構ある。

アトピーに関して絞ってみると、アメリカまで大金をかけて治療に行くなんて、すごいわね、と言われる。
でも、10年前の劇悪化の頃からの苦しみと言ったら、それはすごかった。死にたいと思った事だって何回もある。
アトピーの苦しみはご存知のように、筆舌に尽くしがたい。癌なら死ぬ病気だから苦しみに終わりがあるけれど、アトピーは殺さない。いつ終わるとも分からない苦しみで、途方にくれて泣いていたのは、そんなに昔の話ではない。

でも、頭のどこかで、アトピーに殺されるなんて真っ平だ、自分の人生をアトピーに奪われるなんて許せない、という怒りが常にあった。
アトピー克服は、執念の一語に尽きる。

体力と経済力に限界があるので、手当たり次第にいろいろやる、というわけには行かなかった。だから、念入りにいろいろ調べて、お金と体力を出来る限り効率よく使うようにした。
漢方にしても、ある程度勉強して、症状を話す時は、処方に影響すると思われる情報を、積極的に話すようにした。

一番酷い時、途方にくれた思いで、明日朝起きたら、すっかり良くなっているか、死んでいるか、どちらかがいいな、と思ったりした。
でも、そんな事は起こらなかった。

たくさんの医師を見てきたが、自分を預けてもいい、と思える人はほとんどいなかった。医師の能力というより、医局という大学教授を頂点とするその仕組みが、今の医療の進歩を遅らせているのを知っている。皮膚科の開業医のやる気のなさ、利益追求などを知っているから(もちろん例外もいるかもしれないが)、もともと、医師に身を預ける気など毛頭なかった。

アトピーで苦しんでいる人は、自分で治癒を掴み取っていくしかないように思う。じっと泣いているだけで、誰かが魔法のように治してくれる、という可能性は、本当に低い。
苦しみながら泣き続ける人生を取るか、大胆に行動して、人生を謳歌する道を取るか、選択するのは、アトピー患者自身だ。

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