プロフィール

ゆかり

  • Author:ゆかり
  • 0歳の頃からアトピー。劇悪化して12年。1970年生まれの既婚・子無し、元看護師です。
    2005年に、アメリカにアトピー治療に行き、2007年6月、完治状態に至りました。
    現在は専業主婦です。

    同じ渡米治療をされた方のブログリンクを募集しています。是非ご一報ください。
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    ツキの有る無し

     よく
    「あの人はツイている」
    「あの人はツイていない」
    などと言いますよね。
     ツイている人とツイていない人の差って何だろう?ツイている人になるにはどうしたらいいんだろう?
     なんて考えていました。

     テレビを見ていた時、心理学者の中野信子先生が出ていて、これについてこんな事を言っていました。

     調査等で研究している人がいるそうです。
     宝くじなどに関しては、完全にランダムに来るそうです。ですから誰にでも完全平等なんだそう。ですが、人生はそんなに長くないので、ツキが回ってくる前に死んでしまう人や、ツキが早く来る人もいるようです。
     ただあえて言うなら、運がいいと思っている人の方がチャンスをつかむ確率が高い、また経験への開放性が高い人、外向性が高い人の方が運が良いようです。
     
     何となくわかるかな。

     運がいいと思っている人の方が、ピンチをチャンスに変えやすいし、色んな事を経験してみる人の方が、多くのチャンスの当たりやすいと思います。
     「どうせ私なんか」
    という人は、チャンスに気が付けなかったり、チャンスにしがみつく力が弱くて手放してしまいやすいんじゃないかな、と思います。チャンスを目の前にして、「やってみよう」と思うか、「やめる」というか、それは人生を分けるでしょうね。

     でも運ってランダムなのか。姑の知り合いで、年賀状の一等が2回当たったとか、すごいなって思っていたけど、私も1000年位生きていたら当たるのかしら。。。
     せめて目を大きく開けて、チャンスを狙うのが今の私にできる精いっぱいかな。

     私は子供の頃、あんまりツイているタイプじゃないかな、と思ったので、小さなチャンスを大事にするようにしていました。
     それとツイている人の観察。ツイているなって思う人はみんな、悪い出来事を受け流す事が上手かったです。こだわらないっていうか。私は割と固執しちゃうタイプなので、見習わないとな、って思います。

     お知らせです。

     前回も書きましたが、ドクターマセソン来日が最後になるので、AAJの明石さんが患者さんたちのアルバムを作って渡したい、という事です。つきましては写真を当日お持ちいただくか、来られない人はメールや郵送で送ってほしいとの事でした。 ドクターって診察の時のアトピーが酷い写真はカルテにあるけど、元気になった姿は残っていないから、との事。
     ですから是非、元気な姿を見てもらうために写真を明石さんにお渡しくださいますようお願いします。
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    本気度

     前回、費用の調達について触れましたが、私の友達を思い出しました。

     友達と話をしていて、彼女の子供の進路の話になりました。すると彼女は
    「もう高校3年生になったのに、まだ何も考えてないみたいなの。うちは大学に行かせるのに下宿が必要な所だとお金が大変だから、県内の国公立か自宅から通える私大でどう?って言ってる。」
    私 「でもせっかく進学校通っているんだし、もう少し広げて考えてあげたら?」
    彼女 「うん、でも何も考えてないみたいなんだよね。例えばなりたい職業とか、こういう進路に進みたいとか本人がきちんと考えていて、資料そろえたり、費用も調べたりして、それで『これをやりたいから、お願いします』って言われたら、私だってそれが留学だったとしても、借金してでも何とかしてやろうって思うよ、そこまでの意志をきちんと見せればね。でも大学行って遊ぶ事考えてるみたいだから、それじゃ協力できないよ」
    そう言っていました。

     アトピーの治療を家族に相談した時に、本気度をきちんと家族に伝えているか気になります。
     治療費の面でも相談を受けた際、金融機関に相談に行くように伝えるのも、実際融資してもらうかどうかは別にして、金融機関まで相談に行った、という事実が大事だと思っています。家族もそれを聞けば、「そこまで渡米治療を受けたいんだったら、協力してあげるよ」と言ってくれる事が多いだろうと思うからです。
     行こうかな、どうしようかな、AAJに相談するのも何だか恥ずかしいかな、なんて思っているようでは、周りから見たらとても本気には見えません。どういう治療か説明も出来ず、何となくだけで「お金だけお願い」では家族も動いてくれないと思います。だから本気度を伝える事って大切なんです。
     本気度が伝わると事が動いてきますよ。「いつか・・・」ではなかなか手に入りません。あの人と自分の違いはちょっとした日々の些細な決断とちょっとした行動力です。

     ワークショップが9/25にあるそうです。http://a-association.com/?p=331気になっている方は参加してみてはどうでしょうか?
     場所も、他の地方でも開催されるといいのにな、と思います。

    松竹梅の法則

     日本のアトピー治療でお勧めできるものはありません。

     暇に任せて、ネットで色々調べてみたりしますが、ありません。ステロイドたっぷり塗り塗り療法は、医師やアトピー学会がどんなにお勧めしていても、出口戦略が無いので怖いです。私は毎日最強クラスのステロイドをたっぷり塗っていた時代があるのでわかります。たっぷり塗り塗り療法の出口戦略なんてありません。だって減量も目分量でしょう?皮膚の薄さは人によるのに、どうやってINとOUTの量を量っているのか、私にはわかりません。

     渡米治療を迷っていらっしゃる方、あるいは知っているけれどスルーされている方など大勢いらっしゃると思います。ドクターマセソンの治療が良さそうだとわかっていながら、

    「私はまだそんなに酷くない」
    「高価な治療に挑むのは、状況的にふさわしくない」
    「海外も行った事が無い自分が行っていいものだろうか…」

    そんな風に思っていらっしゃるように思います。

     私は思いましたよ、行く時。家族のお荷物になっている自分が、将来もっと必要になるかもしれない大事な「お金」を使って行って治療していいものか、と。お金を使わせないように、私の命の方を消してしまった方がいいんじゃないかと。
     ドクターマセソンの治療が一番良さそうと感じていながら、他の治療法をたくさん検討しました。でも調べながら、二番目、三番目の治療でお金と時間を使うのは間違っているように感じ始めました。
     時間は人生そのもので、お金はその道具です。自分の生死がかかっている時に二番目三番目を選んでどうするんだろうって。私は私の人生の中で一番な筈です。

     心理学で「松竹梅の法則」(極端の回避性)というのがあるそうです。http://pharm-kusuri.com/psychologia/kyokutan.html
     渡米治療はこの中で「松」に当たると感じて、それよりも安い治療を模索したように思います。

     家族や友人に相談した場合も、アトピーについてよく知らない人からのアドバイスはおそらくこの「松竹梅の法則」にのっとって
    「高すぎる。他の治療法は無いの?」
    「アメリカで治療なんて…日本でそれに近い治療を受けられる所の方が安心じゃない?」
    というアドバイスが多いと思います。
     他人のアドバイスなんて所詮「松竹梅の法則なのね」なんて、今なら思いますよね。

     でも治療を決める時、「二番目」でいいのかな、と思いました。
     結婚式のドレスは多分、多くの人は一番気に入ったものを選ぶと思います。着られるチャンスは基本的に一生に一度だけ。それを納得できないものにしてしまったら後悔する、そんな風に考えて多少無理しても気に入ったものにする人が多いんじゃないかと思います。
     ですが治療はドレスよりも大事じゃないでしょうか?

     それと治療に限らず、松竹梅の竹や梅ばかりの人生って良い事なんでしょうか?
     ケースバイケースですが、人生はそんなに長くありません。お金があっても状況が難しくなってしまったり、体力が無くなったりしていきます。ここぞという時は松だって時には選ばないと、生きてきた甲斐が無くなってしまいます。治療は「ここぞ」という時ではないでしょうか。
     「時は金なり」です。時間を無駄にしてはいけません。

     ですから渡米治療が良さそうだ、と思ったら素直に行動した方がいいですよ。大抵の場合、状況は自分が動けば付いてきます。
     9月の治療チームにまだ空きがあるようです。もうある程度気持ちが傾いている人は、行くといいと思います。昔は金曜日にAAJのHPを発見して月曜日に渡米したという人もいたようです。
     繰り返しになりますが、来月行っても来年行っても結果は同じか来年の方が難治化します。待ち時間が無駄になるので、決めたらすぐに行動に移す事をお勧めしています。

     資金面で不安がある人は、金融機関に相談に行くのも検討してもいいと思います。というのも、マイナス金利で金融機関は基本的に貸したがっています。心臓移植をアメリカでするわけではないので、車のローンとさほど変わらない金額での融資ですから応じてくれる可能性が高そうです。学生ローンのように先行投資が必要な時もあります。敷居が高いと感じるかもしれませんが、社会勉強のつもりで銀行に相談してみると具体策が見えてくるかもしれません。

     竹や梅の治療をいくつ試しても意味がないか、体に悪い事もあります。治療は松竹梅の法則にのっとって決めるのではなく、価格をまずは度外視して、何がベストと自分は思っているのかを自分に問う事が必要です。

    出来る事とできない事

     子供の頃から自分が体力がないタイプと自覚していました。看護師になって、夜勤のある仕事に就きましたが1年目からまず、3交代がきつい事を自覚し、30才になっても3交代が出来る先輩看護師はすごいと思いました。
     アトピーが酷くなってからは、夜勤は息も絶え絶えでした。
     
     看護師は夜勤をやらないとあまりお金になりません。経済的に自立してやっていくには、昼間の仕事だけでは厳しいのです。ですからアトピーの問題を除いても体力のない私には元々向いていない仕事でした。

     ずっと思ってきたのは、社会で正規雇用されて経済的に自立して生きていくことは当たり前だと思っていました。就職してお給料をもらってそれで生活し納税し、年金と健康保険を支払い、仕事を生き生きとこなしていく事は普通の事で、私も皆と同じようにできるんだと思っていました。
     でも現実には残念ながら出来ませんでした。
     
     アトピーでアメリカで治療を受けて、アトピーという病気がわかると、汗をかいたままの状態で一日過ごす事が出来ない、感染リスクなど、体力問題の上にかぶさる問題が浮上して、私が健康を維持しながら外で働き続けるのは難しい事がわかりました。

     私は今、夫のお給料で暮らしています。一人で自分の生計を賄う事が無理だからです。
     主婦として家事万端を引き受け、夫の送迎をしています。夫はお給料のいくらかを私の扶養に充てなければなりませんが、それでいいと言ってくれています。夫からしても、家の場所から交通機関だけで通勤するのはとても難しいし、家事ももちろん嫌いです。私が仮に働いたとして、でも大した稼ぎもでもないのに「疲れた」「洗い物して」「家事は折半」などと言われるのはまっぴらだと言っています。お金は贅沢はできませんが、私たち夫婦では暮らせていけてます。私の「経済的自立」というのは果たせてませんが、世の中、それでもいいのか、、、と思うようになりました。
     ペットに月何万円もかける人もいます。ペットの為に冷暖房をつけっぱなしとか。。。結構お金がかかりますよね。それなら私一匹飼う位、出来る人はいると思うんです。ペットよりずっと役に立つし(たまに噛むけど…)。なのでそれでいいよ、と言ってくれる人と一緒にいる事にしました。
     更に、今はちょっとした夢に向かって邁進中で、その夢は専業主婦の立場にならなければ、私には見つける事が出来ない夢でした。諦めると道は開けるんだな、と思いました。

     色んな生き方があっていいんじゃないかな、って思うようになった今日この頃です。
     会社組織がどうしても合わないから自営業、農業、という人もいるだろうし、私のように稼ぎはないけど夫を助けたり、地域の仕事をしたりして何らかの貢献をするのもありでしょう。日本よりも海外が好きだから、海外で働くというのもいいと思います。
     人生は一度きりなので、体面を気にして無理して生きるより、自分に出来る事を探してそれを生かせる生き方をした方がいいんじゃないかな、と思います。
     確かに夫に何かあったらどうすの?という不安はあります。でももう、その時はその時です。私も全く働けないわけじゃありませんしね。幸い、住宅ローンが終わる見通しが立ってきたのは大きいです。

     ちなみに専業主婦は女だけのモノではなくなったように思います。
     俳優の高知東生が妻である高島礼子の為に引退を決意したと伝えられています。高島礼子の父の看病を引き受ける為と報道されていますが、高島礼子にとってどれだけ有難い申し出だったか、と思います。働きたい女性にとって、面倒ごとを全部引き受けてくれて、もめ事を起こさず自分を待っていてくれる旦那さんは、とても有難い筈です。
     女の人でも家事が嫌いで外で働くのが好きな人は沢山います(というか、かなりそう)。逆に体力不足で男社会でやっていく事に苦痛を覚える男性もいます。男性でも家事さえできればそういう人のニーズは実は結構あるんじゃないかな、と思います。

     アトピーで免疫系が弱かったりすると、社会で働いて生活していくのが難しいと思う人もたくさんいるでしょう。人間には出来る事と出来ない事があります。出来ないのに出来るようになろうと何度も挑戦を繰り返すより、価値観を変えて出来ない事を認めて、その上でどうするかを考えた方が一度しかない人生を大切にできるんじゃないかな、と思います。

    人格形成

     ふと過去の失敗した出来事を思い出して、とても嫌な気持ちになりました。その時に、
    「あ~あ、一錠飲んだら一つ嫌な過去を忘れられる薬があったらな。」
    なんて思いました。
     そしたらどんな嫌な思い出を消そうか、いじめにあった事か、失恋した事か、仕事で失敗した事か、人間関係で失敗した事か、それともアトピーで苦しかった事を消そうか、、、
     そう思った時、待てよ、もしその薬でその思い出を消してしまったら、私の今の人格はどうなってしまうんだろうか?失敗した事を忘れたら、また同じ失敗してしまいそうです。同様の失敗をした人への共感の気持ちもなくなる可能性があります。夫への感謝も今より出来なくなってしまうかもしれません。そうなると私は今よりもっと我儘だったり嫌な感じの人になってしまうかもしれません。それはあんまり良い事のようには思えないな、と思いました。
     そう思うと今の人格って結構複雑な過程を経て作られたんだな、と思います。今の時点で、ほどほど満足しているので、リスクをとってまで「忘れられる薬」などあっても飲もうとは思わないなぁ、というのが結論です。(ただ飲んだ方がいい、という人も世の中にはいます)

     前回お知らせしたアメリカオフィスの高沢さんのブログで、治療に行かれた方が書き残したページが載っていました。
    http://oregonmedicalcoordinatorllc1.blogspot.jp/2015/06/blog-post_16.html
     その中の一文に「痒みも痛みも苦しみも感じすぎて、自分がどんな人間かわからなくなってしまうくらい・・・」というのがありました。
     なんかすごくじーんときちゃいました。アトピー重度って毎日体がしんどすぎて、まず息するのが精いっぱいですよね。動くと皮膚が割れるし、浸出液が出ていると皮膚が張り付いていたりして、トイレに行くのも頑張らないとって感じで。体力が残っている人はそこから頑張って学校行ったり、仕事したりするわけで、毎日出来ない事と頑張る事が多すぎて、でも当たり前にいろいろ出来ている人はおしゃれして来るし、それを見つめる異性の目は完全にアトピーの私は透明人間としてスルーするか、酷さにちょっと驚く、みたいな。。。
     そんな生活を何年もしたら、本当の自分なんてどっかいっちゃいますよ。よくアトピーの原因は心にある、みたいなのがありますが、私はちょっと怒りを感じるくらいそういうのは嫌いです。
     病気は人格を変えます。でも病気が良くなったら、それが吉と出るか凶と出るかはわかりません。でも出来上がった人格で幸せを追求するしかないんじゃないかなって思うんです。
     先ほどの「忘れられる薬」が仮にあったとして、この方は飲むのかしら…?なんてちょっと思いました。今、もうお元気になられているといいなぁ。