アトピー主婦のつらつら日記

0歳の頃からアトピー。劇悪化して12年後。最後はアメリカに治療に行きました。そして遂に完治状態に至りました。 完治までの記録と共に、最新のアトピー情報などをアトピーブログとして掲載しています。

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炎症とステロイド5

 アトピー治療にステロイドを拒否する人はとても多いですね。でも、前にも書きましたが、仮に火事になって気道熱傷を負い、病院へ運ばれたら何年もリバウンドと戦い、脱ステに苦労した人もステロイドを受け容れざるを得ません。そして気道熱傷が治るのと同じように、アトピーも症状が消えるでしょう。
 でも、リバウンドはありません。(ただ、その後、アトピーが再発する可能性は大きいです。)
 ステロイドは普通体内に蓄積しませんし、リバウンドを起こさずにステロイドから離脱する方法は、全身投与の場合はきちんとあるのです。それに火傷の程度にもよりますが、怪我などで使う場合は短期で用いるので、ステロイドの副作用も出ないのが普通です。
 ここまでくると、今まで頑なにステロイドを拒んできたのが、何だかよくわからなくなってきませんか?だって、重症の火傷をして病院へ行ったら、火傷もアトピーも治ってしまうんですよ。リバウンド無しに。。。

 アトピーの人がステロイドを拒否する態度は時々とても頑なです。医療現場でも問題になる事もあるのです。例えば気道熱傷をして、気道が塞がってしまう様な場合でも、
「ステロイドは嫌です」
と、拒否したとします。それで命を落としたとします。
 あれあれ?な〜んとなく輸血を拒否するどこかの話と似ていませんか?
 「脱ステって宗教みたい・・・」
と、つぶやいた人がいました。
 名言かも。

 アトピーにステロイドが向かないわけではないんです。
 問題は適切に処方されているか、いないか、です。

 今の日本のアトピー治療はステロイド薬をよく知らないまま、ただ盲目的に処方するだけです。だから解決しないのです。原因を追究するのは面倒だし、難しいアレルギーも絡むので、「原因不明」にして体内に浸透しない、と言われている(実際は浸透している)ステロイド外用薬に逃げているだけです。
 ご存知の通り、ステロイドがアトピーを直接治してくれるわけではありません。「結局はステロイド」という治療は、再発をもたらします。それどころか薬害の恐れすらあるでしょう。
 炎症の原因を徹底的に追究する必要があるのです。そしてこの中に「アレルギー」も含まれます。

 アトピーの直接的な原因も、ステロイドではないのです。
 だからステロイドをやめたからといって、治るとは限りません。
 アトピーが治らないのは、ステロイドに原因があるのではなく、原因を追究して除去していないからです。
 そして原因は体内の「毒素」なんかではなく、バクテリアやアレルギーです。ステロイドが毒になって溜まる、なんていうのは、とんでもない大嘘です。自然治癒能力は、炎症を抑え、感染症を治し、環境要因を排除して初めて、蘇ってくるでしょう。薬は本来、自然治癒能力を引き出すために使われるもので、医学はその学問の筈です。
 渡米してドクターマセソンの治療を受けるとよくわかります。
 アメリカではドクターの指示の元、過不足無い量のステロイドを投与され、食べ物アレルギーの問題がなければ、好きなものを好きなだけ食べます。みんなステーキを食べたり、アメリカンスウィーツをたっぷり、バターもオイルも何でもOK!そしてお酒を飲んで楽しみます。遊び疲れてぐっすり眠り、それが皮膚の回復を更に促し、と良い循環に拍車をかけます。傷が治り、古い病気の皮膚が落ち、新しい皮膚が下から上がってきます。これこそが自然治癒力です。炎症がある状態では、この力を引き出す事が出来ませんから、ステロイドがその力を引き出す、という事になります。そのために処方されるのです。
 ご存知のように、ステロイドに新しい皮膚を作る作用はありません。抗生剤もその作用はありません。皮膚を作るのは自分の力です。自分が持っている治癒力です。
 帰国してからもそのステロイドの代償を体で払う事はありません。
 帰国後、再発する人もいますから、その都度原因を追求して取り除き、ドクターの指示に従っていくだけです。そうして根気良くコントロールする術を身に付ければ、発症させないようにしていく事は十分可能です。
 
 「結局はステロイド」と思っていらっしゃる方は、若干の誤解が今まであったのではないでしょうか。
 繰り返しになりますが、ステロイドはただ単に「薬剤」であって、アトピーの原因ではありません。適切に使われるのであれば、必要以上に恐れる必要はありません。
 薬は使い方です。ステロイドも誤って使われればアトピーを難治化させますが、正しく使えば自然治癒力を引き出す事が出来るのです。

 誤解が少し、解けたでしょうか?

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炎症とステロイド4

 炎症の治療で大切なのは、まずは原因を考える事です。
 今の日本のアトピー治療の場合、この原因を「不明」としているところに問題があるのです。(というか慢性の「炎症」も無視されてますね(^_^.)かろうじて「アトピー性皮膚」ですが。)
 炎症の原因は無数にあります。何度も書いていますが、感染、アレルギー、カブレ、その他、たくさんたくさんあります。

 アトピーが重症度が高く働けない人も出てきているのに、なかなか重症疾患として認識されないのはなぜでしょうか?
 突然治る人もいるからです。軽快したり悪くなったり、そして「特定疾患」とするにはあまりにも人数が多すぎるのです。

 アトピーの大きな原因の一つは「環境要因」と言われる部分です(アレルギーも入れちゃいましょう)。炎症の原因を探す時、「環境要因」といわれる所をしっかり探す必要があります。そこがまず炎症の原因なのです。
 環境は変わります。引越し、また、アトピーは皮膚に接触するものも環境と捉えると冬はセーター、衣服からの刺激、夏は汗など、それらも全て環境要因になります。皮膚を取り巻く環境全てが入ります。
 またそれらに反応する人と反応しない人がいます。遺伝的なものです。
 アトピーは炎症の病変です。炎症の原因に環境要因とバクテリア感染があります。環境は変わるために、治る人と治らない人が出てきます。また季節によって軽快したり、悪くなったり。それを繰り返しているうちにいろんな要素で、悪化しっぱなしになったり。。。同じモノでも反応する人とそうでない人がいるし。
 でも炎症の原因となるバクテリア感染と環境要因を解決しない限り、ステロイドをいくら使おうがアトピーの治癒は難しいです。これはドクターマセソンの治療でも同じです。ステロイドは「副作用」の側面を除けば、アトピーの主たる原因ではないからです。

 アトピーの病変は整理すれば大丈夫なのですが、3分診療の日本の医療では簡単に解決したり、原因を追究するのが難しく、「原因不明」に押し込んで棚上げにしているのが現状ですね。

 アトピーの真の問題はステロイドではなく、慢性の炎症と湿疹なのです。混同せず、ここをきっちり抑えてください。
(じゃ、脱ステで良くなるのはどういうわけ?という方は以前の記事を参考にしてみてください。アトピーは診断基準が曖昧ですし、脱ステで治る人はステロイド皮膚炎が主だった方に限られると思います。そういう方はステロイドが原因だったわけで、やめて治るのは納得です。脱ステして治って再発するケースはアレルギーを含めた色々な原因が考えれます。)

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eriberriちゃんがまた、AAAAIの翻訳を更新してくれました。

http://eriberri.vox.com/

 アレルギーの助けになるので、目を通しておかれるといいと思います。

炎症とステロイド3

 炎症は、病気の症状の一つです。例えば骨を折ったら腫れて炎症を起こします。骨折の症状が「炎症」なのです。原因を取り除くと、炎症は消えます。炎症自体が病気ではなく、症状の一つだからです。
 逆を言えば、炎症がある、という事は、何か病気がある、という事になります。

 炎症には普通、何か原因がある、と考えます。
 感染、どこかを打った、アレルギー、など。まず原因を見て、それを取り去るのが第一選択です。
 その上で抗生剤がふさわしいのか、ステロイドがふさわしいのか、または別の薬剤がいいのか、という、薬物療法を検討します。
 抗生剤は感染が原因と考えられる場合に選択されます。
 ステロイドが処方される場合は、火傷や蜂に刺された場合など、とても急性の炎症で、即消炎の必要がある場合と、原因不明の病気で、炎症が慢性的に存在する場合、消炎目的+病気自体の改善を目的にしてステロイドが処方されます。よくわからない湿疹が、ステロイド外用薬の短期間使用で治っちゃったりしますよね。消炎のみならず、ステロイドで治ってしまう事も期待される、という事です。
 アトピーのステロイド外用薬の処方も、これに当てはまります。湿疹自体の改善と、消炎目的です。この二つを期待して処方されるのですが、慢性化した湿疹と炎症が、ステロイド外用薬だけでは解決できなくなってきました。

 ステロイド=対症療法、と言う方もいますね。
 対症療法とは、症状に対して処方されるもので、原因を追究できない場合に使われたり、原因をどうしても取り除けないとわかっている場合、苦痛を減らす目的で行われます。
 痛い→痛み止め
 眠れない→睡眠薬
といった具合です。
 アトピーに対してステロイドの処方は、厳密には「対症療法」と言うのは微妙なところです。
 「対症療法」の定義は症状に対してする事だからです。
 症状とは、「痒み」「痛み」などを指しますから、アトピーの主症状である「痒み」には「痒み止め」の処方が対症療法、という事になります。
 ステロイドの主作用は痒み止めではありません。
 ただ「炎症」は症状になるので、そうするとステロイドは対症療法と言えなくもないのですが、炎症の定義もあって、「発赤、熱感、腫脹、疼痛、機能障害」の5症状がそろったら「炎症」になります。
 対症療法、というと私のイメージだともうちょっと末端的なイメージがありますね。ステロイドはここの症状に作用する、というよりは、もっと奥に踏み込んだ病態の改善を期待して処方されるものだと思うので、それを思うとちょっと対症療法とは違うかな〜、と思ったりします。
 またアトピーに対するステロイド処方は「湿疹」をターゲットにしたものです。ここには最たる病変であり原因である湿疹を消す目的がありますから、対症療法と呼ぶにはちょっと不向きかな、と。
 ただ今、湿疹をただ消す目的でじゃんじゃんステロイド外用薬が安易に処方されているのを見ると、ある意味もう、「対症療法」の一つと呼べるような気がします。
 ステロイドは強い消炎作用を持ちますが、それ以外にも様々な作用を持ちます。もともとホルモン剤ですからね。アトピーだけでなく全身投与では突発性難聴に使ったり、不妊治療なんかにも用いたりするみたいです。排卵誘発目的で。
 なので厳密にはアトピーにおいてステロイドは「対症療法ではないが、対症療法的に用いる事がある」という感じになりますね。 
 
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炎症とステロイド2

 炎症には急性と慢性があります。
 また炎症には止めた方がいい炎症と、止めない方がいい炎症と2種類あります。
 止めない方がいい炎症は、最近言われるようになったのは、たとえば打ち身みたいなもので、傷などがなくて感染のリスクが低く、他の部位への影響がない、もしくは低い場合、何もせず様子をみていた方が治りが早い、というものです。
 前回言いましたが、炎症は血液を集めるので、損傷した場所を治すのに必要な酸素や栄養素が集まります。なので治りを促進してくれるのです。
 
 ですが、止めた方がいい炎症、止めなければならない炎症の方がはるかに多いのが事実です。
 例えば火傷の場合。
 火事になって高温になった空気を吸い込んで気道熱傷といって気管や気管支などが火傷を起こしてしまったとします。すると気管や気管支は腫れ上がります。結果として気道を塞ぎ、窒息死してしまいます。
 ですから救急の現場では速攻でステロイドを点滴します。腫れを引かせなければ死んでしまうからです。その時、火傷をした人がアトピーで脱ステに必死になっていようと関係ありません!
 消炎には急を要する場合もあるのです。
 また歯茎が腫れた時も、治療できないので炎症が引いてから、と言われますよね。とりあえず抗生剤飲んで様子みて、腫れが引いたら来てください、と。この場合も止めた方がいい炎症です。ただ感染が原因の事が多いので、薬の処方は抗生剤が第一選択の事が多いです。

 あとは慢性に経過する炎症についてどうするか、という問題があります。
 これは多くは原因不明な事が多く、国の特定疾患に当たるような難病、悪性関節リュウマチとか全身性エリテマトーデスとかの症状の一つにも炎症があり、厄介です。慢性の炎症は、止められるのなら止めた方がいいのです。
 炎症があると痛いです。腫れます。そしてこれらの苦痛は不眠を引き起こし、また体を興奮に傾け、イライラはもちろん、消化不良、血圧を上げたりして、悪循環へ導いていく事が多いのです。
 そしてもちろん、炎症の場所や状態によっては、他の臓器や組織を損傷する原因にもなるので、リスクがある炎症になります。

 アトピーの炎症はどうでしょうか?


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 リンクに新しいブログを追加しました。

「まりんのあとぴー日記」 

 こちらはアトピーのお嬢さんをお持ちでずっと一家でご苦労されてきて、昨年夏、ついにドクターマセソンの治療を受けられた、という経緯をお持ちの方です。
 お子さんがアトピーの方は、とても共感、また参考になるのではないかと思います。 


 
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炎症とステロイド1

 今回から数回に分けて、炎症とステロイドについて書いてみたいと思います。

 アトピーにとって炎症は切っても切れない関係です。炎症の存在はステロイドが処方される、理由の一つになっています。アトピーになぜステロイドが処方されるのか、なぜ解決にならないのか、それらを正しく知る必要があると思います。
 ドクターマセソンがステロイドを使うと言うと
「結局はステロイド」
と、言う人がかなりいます。誤解です。
 正しい知識を持ってください。でなければ、治癒への道は自分で閉ざす事になります。
 
 アトピーの定義
「慢性の炎症と痒みの皮膚病。一般的に子供に起こりやすいが、大人にも再発する可能性がある。ほとんどの場合、IgEレベルが高く、家族や自分自身にタイプ1のアレルギー、花粉症と喘息との関連が見られる。」
(American Academy Dermatology Guidelines of care,March)

 これはアメリカの定義です。

 日本のは
「アトピー性皮膚炎は、増悪・寛解を繰返す、掻痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ」

 アトピー性皮膚炎は炎症の病変があります。
 炎症にはプラス面とマイナス面があります。
プラス面
 ・充血するため、酸素や栄養素が集まり、傷などを早く治す。

マイナス面
 ・赤くなる。
 ・痛くなる。
 ・腫れる
→眠れない→自律神経失調→内分泌系などへも影響などなど全身のトラブルの元に。また感染とも絡んできます。

 大雑把ですが、これくらいの認識で。

 炎症は昨今やっとプラス面が見られるようになりましたが、もともとマイナス面の方がはるかに大きいものです。
 炎症が起こった時にまず考えるのは原因です。
 炎症の原因はとてもたくさんあります。傷、打ち身、感染、カブレ、原因不明、まで。
 原因がわかっているものは、それに対して対処します。例えば傷を作ってばい菌が入って腫れてしまった、といったら抗生剤が投与され、感染状態を改善する事によって炎症という症状を取り去ります。
 感染が絡んでいない時は、たいていステロイドが適用される事が多いです。
 炎症を起こすと感染を呼びます。炎症それ自体で皮膚表面に変化が起きます。常在菌その他で皮膚表面には常に雑菌があり、皮膚表面の温度が上がったり、充血によって菌の栄養となるものが豊富に集まってきます。炎症を起こした場所は、ばい菌にとって繁殖しやすい場所にもなるのです。
 
 人の体はどちらかと言うと炎症を起こしやすく、興奮しやすいように出来ています。ホルモンもたくさんいろんな種類がありますが、そのほとんどが興奮を促し、炎症を起こさせたり悪化させるのです。
 でも唯一、炎症を鎮めるホルモンがあります。いわゆる「ステロイドホルモン」です。これがなかったら、炎症が治る事は難しいでしょうね。

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