2009-07-02 17:30 | カテゴリ:他の患者さん
 今年の春に渡米して治療を受けた、28歳、結婚1年ほどの女性の患者さんから、治療の体験談を頂きました。
 この方の治療の動機は、「赤ちゃんが欲しい」というのが一番強かったそうです。
 病歴は、幼少時からアトピーで、それからステを塗り、脱ステは19歳からしていたそうです。毎年、5月になると劇悪化し、秋になると段々引いてきて冬の間は消えていた、とのことです。
 治療前から日記を付けていらっしゃって、それも公開してもいいと言ってくださったので、そちらから掲載していきます。

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 アトピーがある私は自分の事を『汚い』と思っています。
 小学校五年位の時、友達づたいに『Aっこちゃんのハンカチ汚いから借りれない』って聞きました。確かにその子にハンカチを貸そうとしたら断られました。私の手首には炎症が。
 また、違う子には『それってうつるの?』と恐々と聞かれたり。 『アトピーばばぁ!』と言われたり。 もちろん親には言いません。
 その頃から初めて『私は他人から見れば汚いんだ』って思うようになりました。簡単ににそう信じました。まだ小さな小学生だったのに。今、自分を振り返っててみると痛いなぁって思います。
 女子が怖くなり、単純な男子としか遊ばなくなりました。
 中学でも本当に仲良しな女子はクラスで1人でした。他人の目で自分を見るようになり、その自分はいつも汚かったです。

 それが現在まで続いています。
 家族に対しても。
 『手がひどいなぁ』って親にさわられると内心ビクっとします。『なんで触るの!?汚くないの?』って真面目に思います。
 旦那さんが私を触っても同じです。

 旦那さんが知ったら悲しむと思いますが、生まれてきて良かったと思った事はありません。別に生まれなくても良かったなと思います。それだけ、アトピーである事に対しての我慢や言葉、態度による傷が大きいです。
 無邪気な子供の頃に受けた傷は本当にとても大きいです。

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2009-06-25 17:31 | カテゴリ:アトピー
 私は渡米してドクターマセソン・ドクターベイカーの治療を受ける事を、お勧めする場合としない場合があります。
 私は1個人として、1患者としてこのブログを書いているだけなので、患者紹介料などの報酬が私に入ってくる事はありません。なのでご相談くださった方が治療する・しない、は私には関係がありません。
 けれど同病者の立場から、また治療した経験のある患者の立場から、お勧めする場合の方が多いです。

 絶対に治療を進めるケースの基準といえば、病歴、治療歴が長い方、です。逆にお勧めしないケースはそれらが短い方です。

 現在の酷い状態に陥っている最大の原因は、間違った治療、特にステロイドに関連した問題なのです。それはもう、はっきりしているそうです。
 アトピー自体の問題は実はそれほど大きくない、深刻ではないと聞いています。それが全身状態として深刻に陥っているのは、主にやはりステロイドの間違った投与で、更に間違った治療や民間療法によってさらに深刻化してしまっている、という状況だそうです。
(繰り返しになりますが、ステロイドはホルモン剤のため、自分でもそのホルモンを作っているし、ホルモンは他のホルモンとも関係して、全身の生理的機能を保つというもののために、使用方法を誤ると副作用で全身状態が悪化する、というものです。これはステロイドに限った事ではないのですが、アトピー患者には使用されるホルモン剤なので、一番問題が大きくなってしまっています。
 問題はステロイドではなく、その使用法にある、という事を十分に理解してください。そしてそれならステロイドホルモンの使用をやめたらいいだろう(つまり脱ステ)、というものではなく、一旦長く使ってしまっていれば、体はそれに依存するようにシステムが出来てしまうので、当然リバウンドも起こすし、リバウンドによってアトピーそのものも更に悪化させてしまう、とい事も起こるのです。)
 当然ながら近年は患者の傾向として重症度が更に増してきており、免疫システムにまで問題が及んでいる人もいらっしゃり、年々治療の難易度は上がってきてしまっているそう。。。
 そのため、病歴が長い方=ステロイド・脱ステを繰り返していると考えて間違いないため、本人の努力で治す事は難しい、と判断し、治療を勧めています。

 逆に病歴が短い方の場合、発症した時間や状況をある程度正確に思い出してもらえる可能性が高く、ステロイド歴が非常に短かったりすれば、トリガー除去、正しいスキンケアによって改善も見込めるかな、と思ったりするので、渡米しての治療は費用もかかるし、1か月アメリカに滞在しなくてはならない、という条件が付くため、まずは出来る事をやってもらい、それからでも遅くないと判断して、そのように回答しています。
 それでも本人の苦痛が強かったりすれば、渡米しての治療も選択肢に入れてもいいと思います。

 それと極端に経済状況がひっ迫されている方も、治療をお勧めしたいのは山々ですが、帰国後トリガー除去にも費用がかかるため、そこまで見込んでもらって援助が誰からも得られそうにない、難しそう、という方もお勧め出来ないかな、と思っています。(治療の必要性はあるのですけどね。重症度が高い方が多いし)
 また性格的に自己ケアができそうにない方もお勧めしません。

 あと子供さんのアトピーは、AAJで受け入れがケース・バイ・ケースなため、問い合わせをお願いしています。
 子供のアトピーも年々悪化傾向にあり、即渡米治療が必要なケースも少なくありません。本来はアトピーの治療は、発症して出来るだけ早いうちに正しい治療を施す事が良いそうで、早期に治療すれば、それだけ後の発症も抑える事が出来るそうです。ただ日本は真逆の間違った治療を施してしまうために、子供のアトピーの深刻化、ひいては成人のアトピーの深刻化も進んでいるようです。
 ドクター達もこの辺はとても心配しているそうですが、アレルギー治療のラッシュがあまり幼いとできない、クラリティンの服用が5歳未満は出来ない、滞在先の問題、またアメリカの法律で小児は24時間責任を持てる大人が必ず付き添っていなくてはならない、というものがあるそうで、それが守れるかどうか、という問題などがあるために、受け入れに関してはケース・バイ・ケースとなるそうです。

 このブログは重症度が高い方向けに書いていますが、重症度は見た目だけで判断できません。長年ステロイドを塗っていれば見た目にそれほど酷くなく生活できている、という方も隠れ重度、とみなす事も出来ます。NOATOクリームのように、ステロイドが入っているのに知らずに使い続けています、というものもあると思いますし。(自覚がなくても重症化している事があります)
 逆に一見、汁が出たりして酷かったりしても、単純に洗剤や特定の化粧品だけで悪化しているだけの人もいます。
 治療を迷っていらっしゃる方は、ご自身の病歴を見直してみてくださいね。 

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2009-06-18 08:27 | カテゴリ:洗剤・シャンプー・ボディソープ・石鹸
 洗濯の話です。
 もう何度目かの話になって恐縮ですが、それだけ、トラブルの元になりやすいトリガーだ、という事ですね。

 柔軟剤の使用は止めた方が無難です。
 柔軟剤を使用すると、繊維に残った柔軟剤の揮発成分が皮膚を悪化させる事があるそうで、衣服に直接触れていない顔なんかも揮発成分によって悪化する事があるそうです。
 ドラム式の洗濯機は、天日干しするとタオルなんかかなり固くなります。なのでどうしても柔軟剤を使いたくなると思いますが、やめましょう。柔らかく仕上げたい時は乾燥機を使ってください。干す前に30分ほど乾燥機にかけてから天日干しし、取り込んだ後20分ほど乾燥機にかける、という方法がいいかなと思います。(アレルギーの酷い人は、乾燥機で全部乾かしてくださいね)
 ドラム式は叩き洗いの方法なので、繊維が寝てしまうんですね。それでそのまま干すと硬くなってしまうので、乾燥機をかけて寝ていた繊維が起こしてから干すといい、というわけです。
 顔のアトピーが、という方、空気アレルギーだけではなく、柔軟剤のせいかもしれない、と見直してみてください。
 また洗濯をするのが患者本人ではない、という方の場合、洗濯をする人がこっそり柔軟剤を使っている、という場合もあるようです。要チェックです。
 ちなみに私は使った事がありません。柔軟剤、嫌いなんです。干す前に乾燥機も使わないので、うちのタオル、すごく硬いです。でも皮膚が安定しているせいか、問題なく使えています。でもデリケートな皮膚の状態の方はやはり、タオルは柔らかい方がいいと思うので、乾燥機を上手に利用してみてくださいね。

 あと医療従事者の人の話になりますが、白衣の洗濯について。
 ドクターの治療を受けに行く人たちの中には、医療従事者の人も結構いらっしゃる、という事で、帰国後、白衣によってトラブルが続くケースが結構あるそうです。
 普通は病院のクリーニングに出していると思いますが、このクリーニング、結構きついものを使っているらしく、洗剤そのものによる接触性のものはもちろん、揮発成分で顔なんかもトラブルを起こしたり、タグに洗剤が残ったり、縫い目に残ったり、など、何かとトラブルの種になっていたりするそうです。
 なので、すごく嫌なのはわかりますが、自宅に持ち帰り、自分で洗濯するしか方法がないそうです。これはもう、ドクターマセソンからのオーダーです。

 私自身は問題なかったので、今、普通に病院でクリーニングに出しちゃっていますが、再就職するにあたって白衣の事は考えました。もしダメだったら自宅で洗おう、と。
 その時考えていたのは、玄関にハイターを溶かしたバケツを置いておき、白衣はビニールの袋(ゴミ袋など)に入れて持ち帰り、玄関でそのままハイターに浸けこんでしまう、浸けこんだ白衣だけを単独で洗濯機で洗う、というものです。白衣の数が不足するようなら、自分で購入するしかありません。
 今、白衣であればデザインが多少異なっても許される所が多いと思いますので、通販カタログで不足分を補って購入すといいと思います。今の白衣は針刺し事故を防ぐために、化学繊維100%で硬めに出来ていたりするので、擦れなどが心配な方は、買う前に問い合わせをして確認するか、気になる白衣をいったん全部購入し、返品で対応するといいかな、と思います。サンプルを見せてもらえると一番いいですけどね。
 
 医療従事者は、いろんな菌がたくさんいる場所で働く、手洗いが頻回、手袋を装着する場面が多く、また忙しくて着替えなどがままならない、などという事で帰国後のトラブルもやはり多い職場のようです。トリガーについてなかなか気が付きにくいかもしれませんが、ドクターマセソンも同じ医療従事者という事で、わかってくれる面が多くある様に思います。なので再診の時に相談をするとか、AAJと連絡を取って相談していくといいと思います。

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2009-06-10 09:13 | カテゴリ:アトピー
 衣服の悩みは尽きません。
 治療前は服の毛玉が辛く、また擦れ、保湿剤付着の問題、締め付け感などなどで悩み、治療後はプラスティベースなどの保湿剤で服がもたない、合う衣服と合わない衣服がわかってくる、など。
 今もこれ!といったものが見つかっていないですが、とりあえず使っている物を。

 インナー・アウターひっくるめて、全衣服の5割以上を占めるのが「無印良品」です。綿素材など天然素材が多く、価格帯も手を出しやすいです。ダブルガーゼの製品も結構ありますが、当たり外れがあります。ダブルガーゼでも、少しでも起毛してあるようなものはすぐに毛玉になります。白いガーゼが多く、裏地によく使用されています。表地に使用されている物は大体大丈夫なのですが。。。冬ものは起毛の製品が多くすぐに毛玉になりますのでご注意を。
 毛玉については一度、無印のネットストアに問い合わせをした事があります。そのせいではないと思いますが、商品説明に毛玉の事がたまに書かれるようになりました。なのでどんどん、問い合わせをした方がいいと思います。そのように商品開発してくれるかもしれませんし。
 インナーは今気に入っているのは丸銅のタンクトップです。http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548718178483 脇に縫い目がないし、肌触りがいいです。ただ肩のストラップに当たる部分が少し固いかもしれませんので、皮膚の状態が良くない人にはちょっと辛いかもしれません。
 タンクトップは意外と肩ひもが擦れたりして辛いですよね。商品開発を進めて欲しいものです。

 インナーは渡米治療後の方に聞くとユニクロを使っている人が多いですね。私はなぜか昔からユニクロが嫌いで無印に行ってしまったのですが、上手に見つけている人が多いです。
 ブラは天衣無縫のがいい、と情報を頂いた事がありました。サイズがM・Lしかない、という事で、合いそうにないのと、ブラ自体好きじゃなく、なしでも何とかなっているので買った事はありませんが、必要な方は候補に入れてみるといいかもしれません。

 グンゼもいいと思うのですが、パンツを買った時、生地が少し厚地で、サイズが妙にだぶつくためにだぶついた部分が二重になってしまい、かえってこすれの原因になったりしてやめました。
 下着用のTシャツも買ったのですが、縫い目の山が高く当たってしまいました。
 グンゼ、勿体ないと思います。生地もモノがいいし、首にタグがないとか工夫しているのですが、デザインがダメなんですよね。見た目でなく、人の動きにあっていない、というか。男性もののTシャツもきつめに作ってあるのか着るとぴったりし過ぎてしまうから、と、夫も買えないでいます。昔から愛用している高齢者にしか合わないようにできている感じ。
 婦人ものは見た目重視に変えたのか、今度は化繊を入れてしまっているし、やれやれ、です。

 アウターは色々ですが、高い服の方が縫い目の始末が良いです。縫製でも価格の差が出るのですよね〜。締め付け感で好きではありませんが、シャツは縫製の仕方がきっちりしているので、安価なものでも意外と縫い目の始末は良いです。
 最近、肩や脇の皮膚がなかなか厚くならないのは、実は服の縫い目のせいじゃないかと睨み、家では服を裏返して着る事にしました。裏返して着るとやはり楽だし、肩や脇にトラブルが出ません。
 襟首に付いているタグも取り外す事にしました。タグはかなり悪いらしいです。なぜなら皮膚に当たってこすれる事はもちろん、そこだけ繊維が違うし、縫い付けの都合などによって洗剤も残りやすいそうです。
 タグは本当はリッパーで外すのが一番ですが、襟にがっちり縫い付けてあるものは仕方ないのでハサミで出来るだけ深く切り込んで取る事にしています。少しでも表に残ると、ハサミで切った切り口が鋭く皮膚に当たるようになったりして、かえって皮膚を傷つけてしまいます。

 アトピーが良くなるにつれ、着られる服は増えてきたものの、やはり敏感肌自体を変える事は出来ないので、毛玉はダメだし締め付け感のある服も苦手です。
 サイズも7号なので、探すのもちょっと大変です。

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2009-06-05 13:47 | カテゴリ:アトピー
 忙しくてゆっくり記事を書く時間がありません〜。
 今週はお休みします。


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